湊かなえ「境遇」女性どうしの葛藤
境遇 | |
湊 かなえ 双葉社 2011-10-05 売り上げランキング : 26468 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
内容紹介 主人公は36歳のふたりの女性。 政治家の夫と幸せな家庭を築き、さらに絵本作家としても注目を浴びる主婦の陽子。 家族のいない天涯孤独な新聞記者の晴美。ふたりは親友同士であるが、共に生まれてすぐ親に捨てられた過去を持つ。 ある日、「世間に真実を公表しなければ、息子の命はない」という脅迫状と共に、陽子の5歳になる息子が誘拐された。 真実とは一体何なのか ……。 晴美と共に「真実」を求め奔走する陽子。すると、陽子の絵本のファンだという一人の女性の存在が浮上する。 犯人はその女性なのか、それとも……。 人 は生まれる環境を選べない。しかし、その後の人生は自分の意思で選び、自分の手で築いていくことができる。 犯人の示す「真実」が明らかになるとき、ふたりの歩んできた境遇 =人生の意味が改めて浮き彫りになっていく。
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さくさく読めます。女性どうしの葛藤をよく描く湊かなえ、辻村深月をちょっと思い出します。隣の芝生は青く見えるし人の不幸は蜜の味。知っていても日常ついつい思ってしまうわ~。特に楽しみにしてるわけでもないけれど、ついつい手にとってしまいます。恩田陸も。 ★★☆☆☆
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