田口ランディ「コンセント」才能開花のあたりゾクゾクしたが・・・・
コンセント (幻冬舎文庫) | |
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金融雑誌の編集ライター、朝倉ユキ。彼女の兄が死んだ。2か月前から行方不明だった兄は、引きこもり、衰弱死して行ったのだ。見つかったのは無惨にも腐敗した死体。部屋に残された、コンセントに繋がれた掃除機だけが死とは裏腹な印象を残していた。兄の死とコンセント、この2つの事象が、ユキを生の追求へと駆り立てる。 死んだはずの兄の姿はたびたび彼女の前に現われる。幻覚なのか現実なのか。兄は何を言わんとしているのか。その答えを見つけるべく、過去に関係のあった大学教授、国貞にカウンセリングを求めるが、心理学という学問が出す答えに疑問を抱き、オカルト的ともいえる観点にリアリティーを見いだしていく。それは、彼女の狂気を意味するのだろうか。そして、ユキがたどり着いた答えとは…。
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コラムニストの初小説。コラムは、夫の買ってる舵という雑誌の記事をちらっと読んだことがある。以前読んだ「マアジナル」が面白かったので再び読んでみた。
怖い話かと思ってわくわくどきどきしつつ読む。怖くて不思議で変な話大好き。
死んだ兄の腐乱死体を片づける掃除屋さんが清々しいイケメンのようで印象的。亡霊のような兄は何を伝えたいのか?心理学にイタコにユタの素質などに興味深々。才能開花のあたりゾクゾク。最後才能を生かしてるんだろうけど、なんとも下品。大風呂敷を広げといて、そこに行っちゃったのかととても残念でした。
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