五つ星をさがして

雑多に読んで感想&批評、そして勝手に星をつけて評価してます!五つ星本を探して本の海を彷徨い中。PC版で見ていただけると嬉しいです(≧ω≦)

桜庭一樹「ファミリーポートレイト」どんどん逃げて、次々に陰残でもあり美しくもある次のステージへ

ファミリーポートレイト 桜庭 一樹 講談社 2008-11-21売り上げランキング : 420883Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容紹介 直木賞受賞後初の書き下ろし長編第一作! ママの名前はマコ。マコの娘はコマコ。「コマコ、逃げるわよ」というママの掛け声で、想像を…

田口ランディ「マアジナル」幼児時代のデイタラボッチの話、少年時代の皆で夜ユーフォ―を呼ぶ話等の回想がノスタルジックで浪漫あふれる。

マアジナル 田口 ランディ 角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-06-01売り上げランキング : 121430Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) 一人の少女が、この路地で消えた。1987年10月23日―。あの日、少女に何があったのか…

柴崎友香「寝ても覚めても」恋ってなんでしょう。魔法にでもかけられてるんでしょうかね。

寝ても覚めても 柴崎 友香 河出書房新社 2010-09-17売り上げランキング : 251566Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容紹介 人は、人のどこに恋をするんだろう?……消えた恋人にそっくりな人と恋に落ちた朝子の10年を描き、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞他、雑誌…

篠田節子「女たちのジハード」4人の女性それぞれの生きる道。彼女たちに寄り添ってさくさく読めます

女たちのジハード 篠田 節子 集英社 1997-01売り上げランキング : 510169Amazonで詳しく見る by G-Tools 内容紹介 保険会社に勤める異なるタイプの女性たち。結婚、仕事、生き方に迷い、挫折を経験しながらも、たくましく幸せを求めてゆく。現代OL道を生き生…

絲山秋子「妻の超然」「末裔」まるで自分に降りかかっている災難のよう。

妻の超然 絲山 秋子 新潮社 2010-09売り上げランキング : 342246Amazonで詳しく見るby G-Tools 容(「BOOK」データベースより) 文学がなんであったとしても、化け物だったとしても、おまえは超然とするほかないではないか。「妻の超然」「下戸の超然」「作…

歌野晶午「春から夏、やがて冬」女の子の境遇を表すような寒すぎるサンダル足

春から夏、やがて冬 歌野 晶午 文藝春秋 2011-10売り上げランキング : 290956Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) スーパーの保安責任者の男と、万引き犯の女。偶然の出会いは神の思い召しか、悪魔の罠か?これは“絶望”と“救済”の…

弐藤水流「怨み返し」えげつない過去が炙りだされて

怨み返し 弐藤 水流 幻冬舎 2010-03売り上げランキング : 836393Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) 平和な住宅街の一角で発見された、右手首のない絞殺死体。側には、チョークで描かれた奇妙な図形と数字…。「これは、奴からの…

鹿島田真希「女の庭」"客観的に見たら幸せな自分に気づいた"

女の庭 鹿島田 真希 河出書房新社 2009-01-10売り上げランキング : 564696Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容紹介 私は、普通の主婦なのだ。普通が怖いのだ。子供を持たず、マンションに住む主婦。居心地の悪さを感じながらも井戸端会議に参加する日々。隣に…

桐野夏生「IN」 「OUT」の姉妹品かと

IN (集英社文庫) 桐野 夏生 集英社 2012-05-18売り上げランキング : 183848Amazonで詳しく見るby G-Tools 作家の鈴木タマキは、恋愛における抹殺をテーマに『淫』という小説を書こうとしていた。主人公は、妻と愛人との修羅の日々を描いた緑川未来男の私小説…

川上未映子「ヘヴン」過酷な現実にヘヴンを見てしまった

ヘヴン (講談社文庫) 川上 未映子 講談社 2012-05-15売り上げランキング : 34458Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容紹介 衝撃的感動!芥川賞受賞後初の傑作長篇。 「苛められ暴力を受け、なぜ僕はそれに従うことしかできないのか」頬を濡らすあてのない涙。14…

西川美和「きのうの神さま」

きのうの神さま 西川美和 ポプラ社 2009-04-16売り上げランキング : 304553Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) 『ゆれる』で世界的な評価を獲得し、今、最も注目を集める映画監督が、日常に潜む人間の本性を渾身の筆致で炙りだ…

白石一文「砂の上のあなた」白石さんでは断然よかった!!

砂の上のあなた 白石 一文 新潮社 2010-09売り上げランキング : 232694Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) ひとかけらでいい。僕が死んだら、愛する女性の骨と一緒に眠らせてほしい。最愛の父に愛人がいた…。見知らぬ男からもた…

「来福の家」温又柔 台湾人の大学生の女の子たちが瑞々しく

来福の家 温 又柔 集英社 2011-01-05売り上げランキング : 256608Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容紹介 在日台湾人の著者が拓く「新しい文学」! 中国語を学ぶ日本人恋人に、自身を揺らがされる在日台湾人女性・・・第33回すばる文学賞佳作受賞の「好去…

京極夏彦「死ねばいいのに」完全に題名負け。星ひとつ。「冥談」は怖さあり!星三つ。

死ねばいいのに 京極 夏彦 講談社 2010-05-15売り上げランキング : 120573Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) 死んだ女のことを教えてくれないか―。無礼な男が突然現われ、私に尋ねる。私は一体、彼女の何を知っていたというの…

湊かなえ「境遇」女性どうしの葛藤

境遇 湊 かなえ 双葉社 2011-10-05売り上げランキング : 26468Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容紹介 主人公は36歳のふたりの女性。 政治家の夫と幸せな家庭を築き、さらに絵本作家としても注目を浴びる主婦の陽子。 家族のいない天涯孤独な新聞記者の晴…

坂東眞砂子「くちぬい」”手垢のついたテーマ性ではなく作家個人から出てくるもの”書かれてる?

くちぬい 坂東 眞砂子 集英社 2011-09-26売り上げランキング : 268535Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容紹介 夫婦が移り住んだ村の忌まわしい因襲とは・・・。 首都圏の放射能汚染から逃れるために東京から西日本の村に移住した夫婦。村の暮らしは悪くない…

三浦しをん「天国旅行」焼いたらきっと恋の矢が出てくるだろうから探してごらん。砕いてきれいな首飾りにしても、夜空へほおって星を増やしても、失われたきみの歯のかわりにうめこんでも好きに使ってかまわない

天国旅行 三浦 しをん 新潮社 2010-03売り上げランキング : 134055Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) そこへ行けば、救われるのか。富士の樹海に現れた男の導き、死んだ彼女と暮らす若者の迷い、命懸けで結ばれた相手への遺言…

辻村深月「水底フェスタ」会話するだけで心臓ばくばく。

水底フェスタ 辻村 深月 文藝春秋 2011-08-24売り上げランキング : 198099Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) 村も母親も捨てて東京でモデルとなった由貴美。突如帰郷してきた彼女に魅了された広海は、村長選挙を巡る不正を暴き…

河合二湖「バターサンドの夜」カースト上位の派手グループの子よりは、おたくとかマニアと言われる人のほうが本物のトップに近いのよね

バターサンドの夜 河合 二湖 講談社 2009-09-11売り上げランキング : 597481Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) 「モデルやらない?」息苦しい毎日の心の支えは、「ロシア革命」のアニメのワンシーン。いつかこの主人公のような…

恒川光太郎「金色の獣、彼方に向かう」贔屓作家!

金色の獣、彼方に向かう 恒川 光太郎 双葉社 2011-11-16売り上げランキング : 93046Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容紹介 樹海に抱かれた村で暮らす大輝は、ある日、金色の毛をした不思議な生き物と出合う。ルークと名付けて飼い始めるが、次第に大輝の体…

川本晶子「マタニティドラゴン」幸せって一瞬

マタニティドラゴン 川本 晶子 筑摩書房 2008-08売り上げランキング : 1224690Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) 甘い、記憶。「新しい龍を彫りました」すべてはそこから、始まったのかもしれない。明日の延長線上に未来がある…

梶尾真治「メモリー・ラボへようこそ」優しい後味のいいSF

メモリー・ラボへようこそ 梶尾 真治 平凡社 2010-01-26売り上げランキング : 538119Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) ロマンチックSF・ファンタジーの名作『おもいでエマノン』『黄泉がえり』の作者が放つ思いっきりスイート…

角田光代「三月の招待状」あの頃は盆踊りの中心で踊っていたのに、周りで見てる見物客となり、最後には喧騒を後に家路につく、それが大人になるということ

三月の招待状 角田 光代 集英社 2008-09-04売り上げランキング : 481512Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容紹介 友人の風変わりな離婚パーティで顔を合わせた5人の男と女。動揺、苛立ち、虚しさ、自分を取り戻そうとするのだが、揺れるこころが波紋をなげる…

白石一文「永遠のとなり」鬱、もっと大変なものじゃないのかな

永遠のとなり 白石 一文 文藝春秋 2007-06売り上げランキング : 495314Amazonで詳しく見るby G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) 部下の自殺をきっかけに自身もうつ病に罹り、会社を辞め妻子とも別れ、何もかも壊して故郷・博多に戻った精一郎。九年…

辻村深月「ツナグ」私は大事な人をまだひとりも失っていないんだなあ・・・

ツナグ辻村 深月 by G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) 突然死したアイドルに。癌で逝った母に。喧嘩したまま亡くなった親友に。失踪した婚約者に。死者との再会を望むなんて、生者の傲慢かもしれない。間違いかもしれない。でも―喪ったものを取り戻…

あさのあつこ「夜のだれかの玩具箱」ストーリーテラーなんだけど…世界を創るのがうまいんだけど・・・

夜のだれかの玩具箱あさの あつこ by G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) 死期を前に忘れえぬ女性の面影を追って妻娘と旅に出る男。恋女房に去られ落ち込む職人を案じる若旦那の胸の内。少年時代の悔恨と、満開の桜の思い出が甦る亡き友の作文。父を…

桜庭一樹「少女七竈と七人の可愛そうな大人」むしろ好き勝手な大人に翻弄されている少女七竃が一番可哀想な気がする

少女七竈と七人の可愛そうな大人桜庭 一樹 by G-Tools 出版社/著者からの内容紹介 わたし、川村七竈十七歳はたいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった 鉄道を愛し、孤高に生きる七竈。淫乱な母は、すぐに新しい恋におちて旅に出る。親友の雪風との静かで…

井上荒野「ベッドの下のNADA」ちょっとトラウマぎみの過去の思い出たち

ベッドの下のNADA井上 荒野 by G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) あなたは、夫(あるいは妻)の子供時代をしっていますか?夜の沈黙、昼の饒舌―追憶と現在。愛情と嘘。今日も“coffee NADA”には常連客が集まってくる。 *★*――――――――――*★**★*――――――――――*★*…

福澤徹三「死小説」見たらやっぱり信じちゃうだろうなあ。

死小説福澤 徹三 by G-Tools 内容(「MARC」データベースより) ひとは、いつか死ぬ。それをはじめて知ったのは、いつのことだろう…。死と死のはざまの「私」へ放つ、「憎悪の転生」「屍の宿」など5編を収録。『小説新潮』掲載を単行本化。 *★*――――――――――*★*…

谷村志穂「静寂の子」美しい大自然も時に牙をむく。人間も同じですね。

静寂の子谷村 志穂 祥伝社 2006-07by G-Tools 内容(「MARC」データベースより) 夫婦の愛、家族の愛とは? 水難事故をきっかけに、たがいにすれ違いはじめた夫婦。安らぎを求めるふたりの魂は、どこへ向かうのか? 北国を舞台に、永遠のテーマに挑んだ救済の…