五つ星をさがして

雑多に読んで感想&批評、そして勝手に星をつけて評価してます!五つ星本を探して本の海を彷徨い中。PC版で見ていただけると嬉しいです(≧ω≦)(右上「︙」縦三つボタンクリック。「PC版サイト」にチェックを入れる)

津村記久子「ポースケ」人生は一喜一憂。一つ一つ通過して傷ついて片づけていくしかない。でも楽しい事も癒しも仲間もきっとある。

ポースケ (中公文庫) 内容(「BOOK」データベースより) 奈良のカフェ「ハタナカ」でゆるやかに交差する七人の女性の日常。職場の人間関係や、睡眠障害、元彼のストーカー、娘の就活、子供がいない…人生にはままならないことが多いけれど、思わぬところで小…

恒川光太郎「スタープレイヤー」10個のお願い、私だったら何にしようかなあ?暢気に考えていられるのも序盤まで!

スタープレイヤー (単行本) 内容(「BOOK」データベースより) 路上のくじ引きで一等賞を当て、異世界に飛ばされた斉藤夕月(34歳・無職)。そこで10の願いが叶えられる「スタープレイヤー」に選ばれ使途を考えるうち、夕月は自らの暗い欲望や、人の抱える祈り…

大島真寿美「三月」いつも通りにやってはこない明日。今日を大事に生きよう。

三月 (ポプラ文庫) <内容> 平穏で地味に見えても、それだけですむ人生なんてない――。同窓会の案内がきっかけで二十年ぶりに連絡を取り合った六人の女性。犬と暮らす失業中の領子、 娘との関係に悩む明子、元恋人の死に夫が関わっていたのではと疑う穂乃香………

江圀香織「犬とハモニカ」いつもながら、ちょっと不穏で、ふわふわした不思議な触感。

犬とハモニカ 内容(「BOOK」データベースより) 空港の国際線到着ロビーを舞台に、渦のように生まれるドラマを、軽やかにすくい取り、「人生の意味を感得させる」、「偶然のぬくもりが、ながく心に残った」などと激賞された、川端賞受賞作。恋の始まりと終…

朱川湊人「月食楽園」叶わない恋がどこか遠くの花園で花として美しく咲いている

月蝕楽園 (双葉文庫) 内容(「BOOK」データベースより) 癌で入院している会社の後輩。上司から容態がよくないことを知らされ、伝えてほしいことがあると言われた私は、激しい抵抗を感じながら病院に行く。そして病室を前に、逡巡した。―このまま帰ったほう…

藤岡陽子「闇から届く命」ザトウクジラには弱いものを助ける本能がある。きっと人間にも・・・!

闇から届く命 内容(「BOOK」データベースより) 都内の産婦人科病院に勤める有田美歩は、助産師になって六年目。勤務先にはやや問題があるものの、有能な先輩や同僚に恵まれ、充実した日々を送る。ある日、新生児室から一人の男児が消え…。使命感に燃える助…

江圀香織「金平糖のふるところ」姉妹の中の少女の絆には敵わない。20年後に譲られる男の気持ちって・・・・(笑)

江圀香織「金平糖のふるところ」姉妹の中の少女の絆には敵わない。20年後に譲られる男の気持ちって・・・・(笑) 金米糖の降るところ (小学館文庫) 内容(「BOOK」データベースより) ブエノスアイレス近郊、日系人の町で育った佐和子とミカエラの姉妹は、少女…

「アタラクシア」金原ひとみ 煩悩の重荷で破滅への道を歩む人たち

アタラクシア [ 金原 ひとみ ] 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 擦り切れた愛。暴力の気配。果てのない仕事。そして、新たな恋。ままならない結婚生活に救いを求めてもがく男と女ー。芥川賞から15年。危険で圧倒的な金原ひとみの最新長編。 *★*―…

「消滅世界」村田沙耶香 オタクにとっては、すごく羨ましい世界かも

消滅世界 (河出文庫) [ 村田 沙耶香 ] 【内容情報】(「BOOK」データベースより) セックスではなく人工授精で、子どもを産むことが定着した世界。そこでは、夫婦間の性行為は「近親相姦」とタブー視され、「両親が愛し合った末」に生まれた雨音は、母親に…

大崎善生「ディスカスの飼い方」こんなキセキは小説にしか・・・現実にも稀に起こるかも?

ディスカスの飼い方 (幻冬舎文庫) 内容(「BOOK」データベースより) 熱帯魚の王様・ディスカスの飼育に没頭することで、世界と繋がろうとした涼一。恋人は皆、彼の元を去って行った。だがある日、深夜に不思議な電話がかかってきた。その相手は、6年前に別…

近藤史恵「さいごの毛布」老犬ホーム沢山あったらいいな。しかし人間に事情があっても犬はただ淋しいだけなのが不憫(・_・、

さいごの毛布 (角川文庫) 内容(「BOOK」データベースより) 犬の最期を看取る「老犬ホーム」で働くことになった智美。初日から捨て犬を飼うことになってしまったり、脱走事件があったりと、トラブル続きの毎日だ。若い犬を預ける飼い主を批判してオーナーに…

田口ランディ「マアジナル」「鳥居が立ち並ぶ海からの道で、少女が神隠しに遭う。神様の通り道だもんね。何かいろいろ通ってそう。

マアジナル 内容(「BOOK」データベースより) 一人の少女が、この路地で消えた。1987年10月23日―。あの日、少女に何があったのか。拉致?神隠し?UFO?それとも―かつて一緒にUFOを呼んだ6人の少年少女。その人生が再び交錯する時、世界は揺らぎ始める。現実が…

星野智幸「夜は終わらない」光の工場で星を作っていた。ほんとに困った時に食うんだ。すると光が見えるぞ

夜は終わらない(上) (講談社文庫) 中古価格¥105から(2019/10/4 08:38時点) 内容(「BOOK」データベースより) 「婚約者が自殺した」との報せを受けた玲緒奈。しかし彼女には、次に殺す予定の別の婚約者がいた。男を惑わし、財産を奪い、殺す。玲緒奈には不…

道尾秀介「水の柩」「いいんだよ、気にしてないよ」という天からの声のよう。

水の柩 (講談社文庫) 中古価格¥1から(2019/10/4 08:40時点) 内容(「BOOK」データベースより) 平凡な毎日を憂う逸夫は文化祭をきっかけに同級生の敦子と言葉を交わすようになる。タイムカプセルの手紙を取り替えたいという彼女の頼みには秘めた真意があっ…

窪美澄「ふがいない僕は空を見た」赴任、性癖、貧困、家族、世間、友達、愛。戦うのも守るのも容易でないから、ときどき彼らは混乱して戦うものと守るべきものを間違えもする

ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) 中古価格¥1から(2019/10/4 08:37時点) 内容(「BOOK」データベースより) 高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが―。姑…

鹿島田真希「冥土めぐり」幸運と不運は平等に。「99の接吻」惚れる魔法、欠点までもが、美点へ。

冥土めぐり (河出文庫) 中古価格¥5から(2019/10/4 08:10時点) 内容紹介 子供の頃、家族で行った海に臨むホテル。そこは母親にとって、一族の栄華を象徴する特別な場所だった。今も過去を忘れようとしない残酷な母と弟から逃れ、太一と結婚した奈津子は、久…

小島達矢「ベンハムの独楽」20代の子が書いたであろう小説っぽい。

ベンハムの独楽 中古価格¥200から(2019/10/4 08:09時点) 内容(「BOOK」データベースより) ふたつの肉体にひとつの魂、五分先の未来が見える災い、文字で飢えを凌ぐ男の幸い、グロテスクな双子の仕打ち、冷笑に満ちた大人の仕返し。カラフルな9つの連環、…

乙川優三郎「逍遥の季節」芸の虜、芸のほうが大事。男は必要なし。

逍遥の季節 (新潮文庫) 中古価格¥1から(2019/10/4 08:08時点) 内容(「BOOK」データベースより) 早くに両親を失い、同じような出生の二人は、幼い頃から互いを支え合ってきた。紗代乃は活花、藤枝は踊りを生き甲斐にして。だが、いつしか二人は、一人の男…

森見登美彦「きつねのはなし」異界へ

きつねのはなし (新潮文庫) 新品価格¥605から(2019/10/4 08:05時点) 内容(「BOOK」データベースより) 「知り合いから妙なケモノをもらってね」篭の中で何かが身じろぎする気配がした。古道具店の主から風呂敷包みを託された青年が訪れた、奇妙な屋敷。彼…

「千の花になって」43歳デビュー作。なのに筆力すごし。それが文庫本になって「踏んでもいい女」なんて題名を改悪した。

千の花になって 中古価格¥175から(2019/8/19 16:39時点) 内容(「BOOK」データベースより) 満場一致!第九回小学館文庫小説賞受賞作!昭和十九年横浜。十九歳の真砂代は、戦時中にもかかわらず一人優雅に暮らす年上の女性・貴子と知り合う。謎に包まれた貴子…

西加奈子「白いしるし」いかれた恋のエネルギー!

白いしるし (新潮文庫) 新品価格¥497から(2019/8/19 16:37時点) 内容(「BOOK」データベースより) 女32歳、独身。誰かにのめりこんで傷つくことを恐れ、恋を遠ざけていた夏目。間島の絵を一目見た瞬間、心は波立ち、持っていかれてしまう。走り出した恋に…

川上未映子「愛の夢とか」自分の好きな人に必要とされないと世界からも必要とされないような気がする

愛の夢とか (講談社文庫) 新品価格¥594から(2019/8/19 16:37時点) 内容紹介 第49回谷崎潤一郎賞受賞!『ヘヴン』『すべて真夜中の恋人たち』と一作ごとに新境地を拓く川上未映子の多彩な魅力が一冊になった初めての短編小説集!何気ない日常がドラマに変わる…

絲山秋子「忘れられたワルツ」恋愛と不思議がこんがらがってる

忘れられたワルツ (河出文庫) 新品価格¥745から(2019/8/19 16:36時点) 内容(「BOOK」データベースより) ごめんわたしふつうがわからないの…恋人の鯖江君と別れたわたしは、預言者のおばさんと出会う。彼女が空に投げた音符が奏でるのは「未来の曲」。しか…

人生の夏休みにジタバタ悩む若者たち。朝井リョウ「もういちど生まれる」

もういちど生まれる 新品価格¥1,512から(2019/8/19 16:35時点) 内容(「BOOK」データベースより) 彼氏がいるのに、別の人にも好意を寄せられている汐梨。バイトを次々と替える翔多。絵を描きながら母を想う新。美人の姉が大嫌いな双子の妹・梢。才能に限界…

娘を産む気になったのは、遥か昔のつれづれノートのおかげ

最新刊。35巻!すごいー 銀色さんは、私よりちょこっと年上ですので、色々子育ての事なども参考になりました。 出店にトライ! つれづれノート35 (角川文庫) ↓つれづれ2 この頃のカンちゃんに影響されました。赤ちゃんを育てるのも面白いかも?と。子供、…

朱川湊人「黄昏の旗」

黄昏(たそがれ)の旗 (PHP文芸文庫) 内容(「BOOK」データベースより) 切ない話、不思議な話、心あたたまる話―現在から過去、未来、はたまた“物語”の中など、さまざまな世界を舞台とした連作集。国道四号線に突然現れたゾウに慌てる人々、五年前に別れたとき…

辻仁成「永遠者」ヴァンパイア物ならば・・・・ポー。

永遠者 (文春文庫) 新品価格¥799から(2019/7/9 19:10時点) 「愛とは、いずれ来る別れを惜しんで生きる中に宿るもの」←主題? 人類をはめるさせようと目論むカミーユをコウヤは、(娘のミワコが見つけた)第二の心臓に食いを打って殺そうとする。 大震災が起…

角田光代「かなたの子」暗闇、死、罪、許し、こども。

かなたの子 (文春文庫) 新品価格¥518から(2019/7/9 19:19時点) なにげない日常の隙間に口を開けている闇。それを偶然、覗いてしまった人々のとまどいと恐怖。夢とうつつの狭間を描く傑作短篇集。生れるより先に死んでしまった子に名前などつけてはいけない…

辻村深月「鍵のない夢を見る」詰んでる女性5人の話。

鍵のない夢を見る (文春文庫) 救いを求めて、やっと扉へたどり着くも、鍵がなくて開けられない。その先へ進むことができない、詰んでる女性の5人の短編集。 2話の、気持ち悪いおやじしかもう寄って来ない自分36歳。・・・・そうよね、私が36歳の頃はもう小…

桜庭一樹「傷痕」マイケルジャクソンをモデルにした、日本舞台のお話。

傷痕 (文春文庫) 新品価格¥853から(2019/7/9 19:19時点) 内容(「BOOK」データベースより) この国が20世紀に産み落とした偉大なるポップスターがとつぜん死んだ夜、報道が世界中を黒い光のように飛びまわった。彼は51歳で、娘らしき、11歳の子どもが一人残…