桐野夏生「リアルワールド」凄い世界観の美しい表紙絵・・・!
リアルワールド | |
桐野 夏生 集英社 2003-02 売り上げランキング : 178093 おすすめ平均 お父さんの認識を変える一冊 読んでいて、痛かったです・・・。 あたしの傷は誰にもわからない Amazonで詳しく見る by G-Tools |
*内容* 山中十四子、通称トシ。クールなテラウチと、エキセントリックなユウザン、育ちのよいキラリンという3人の友人とともに、残り少なくなった高校生活を送っている。夏休みのある日、隣家の同い年の少年が母親を撲殺した。彼がトシの携帯電話と自転車を盗んで逃亡したことから、4人の女子高生は事件に巻き込まれてしまう。警察や大人たちに真実を話せず、個々に抱える悩みを逃亡少年に照らす彼女たち。「ヒトから見られる自分」と「本当の自分」のはざまで揺れ動く思春期の心が、章ごとに語り部を変えるスタイルでつづられている。 *★*――――――――――*★**★*――――――――――*★*
自分の見てる世界と他人がそれぞれ見てる世界がかなりずれてるというのが題名の「リアルワールド」に込められているみたい。
親や友達は自分の事を全然わかってくれてない、と思い込んでいても意外とかなり的確に分かっていたり(理解はしてくれなくても)、思惑どおりまったく分かってない人もいたり。なかなか世界は自分の思う通りのにはなってないですね。
10代の頃の単調な毎日の中もがくように過ごしていた事を思い出しました。
装丁と表紙がいいです!かなり前新聞の記事で見た絵ですが、強烈な印象で、よく憶えています。
引きこもりの少し頭の足りない老人宅から死後、発見された無数のイラストと物語。その世界観の独自性の素晴らしさにたしか展示会も開かれたのだっけ。その老人が参考にしたのは広告の切り抜きなどだけ。かわいい女の子が無性だったり両性だったりだったのが印象的だったなぁ。小学生の頃からそういう真ん中な性に興味があったから(笑)
★★☆☆☆
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