確かに結末を知ってしまうと 恩田陸「黄昏の百合の骨」
黄昏の百合の骨 (Mephisto Club) | |
恩田 陸 講談社 2004-03 売り上げランキング : 221416 おすすめ平均 麦の海に続く続編としては・・・・・ 続編。 人との駆け引きは演技 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
内容(「BOOK」データベースより) 「自分が死んでも、水野理瀬が半年以上ここに住まない限り家は処分してはならない」亡き祖母の奇妙な遺言に従い、「魔女の館」と噂される洋館に、理瀬は、やってきた…。華麗なる恩田ミステリー。 *★*――――――――――*★**★*――――――――――*★*
レヴューによると、 『麦の海に沈む果実』、 『図書室の海』(幼い頃の理瀬に関する短編収録)、 『殺人鬼の放課後』(ヨハンに間する短編収録)を読んでから、 この本を読むことをお勧めします。、だそうです。
でも独立した小説としても面白く読めました。最初の三分の一はちょっと展開がゆっくりだったけれど、恩田さんの本は大抵そうなので根気強く進めていったら、どんでん返しが何度もあって楽しめました。 続編であり、次の本も出るっぽいので、どおりで思わせぶりな描写が多いことに納得できてよかった(笑)百合がいいポイントになってますね。後で合点が行きます。
レヴューは皆甘い点数なのですが、ひとつ辛いのがあって「文章が堅い、話が重い、ラストが単純。」という題名(笑)「多分文章読み取る力がない自分のせいだと思う」という謙虚な姿勢の方なので、意見にも好感が持てます。つまりこの方が頭が良すぎるのでは…(笑)確かに結末を知ってしまうと「なーんだ」となる部類の小説ですね。作者は一生懸命伏線をはったり考え抜いてるラストでも。「なーんだ」とならない小説は凄いです。私も漫画でストーリーを練ったりするので大変さは分かりますが、読者に読み終わった後もすごい!と思われるストーリーを描きたいものです。 ★★★☆☆
恩田さんの小説はミステリーなだけに後味は悪いし強烈な描写が、ストーリーよりついつい頭に残りがち。
お話のアイデアも凄いんですが。
手首だけで這い上がってゆくところ、カーテンの下から覗いてる足、幸せそうだった同級生の子が落ち窪んだ目をしたボロボロの犬のように鎖につながれてる庭先、お祝いのソーダで大勢が亡くなるシーン、幼児が幼児の前で踏み潰されてゆくシーンなどなど。
その後味の悪さを求めて?また読んじゃうんですけど(笑)桐野夏生も後味の悪さでは引けをとりませんけどねー(笑)
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