利用されていてもいいか…みたいな諦めのスタンス 海月ルイ「ローザの微笑」
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ローザの微笑 | |
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ローザという女子大生AV女優が売れてテレビや雑誌にも引っ張りだこになっているが、そこから転落してゆく話。
ローザの幼少からの父母からの虐待模様が可哀相でならなくて、家を出て自分で稼いで御殿を建てられてほんとよかったねぇと思った。なのに幸せは続かなくて。
それにしても急坂を転げ落ちてゆく転落が凄い。もう勢いついて止まらない。
なんだろう、ローザは幼少から大事にされた事がなかった故に自分を大事に出来なかったせいなのかな。どうにも一生懸命自分の幸せのためにがんばろうという姿勢がない。自分を必要としてる人がいれば、利用されていてもいいか…みたいな諦めのスタンス。頭も容姿もいいんだから、頑張れば普通の幸せを手に入れられたのに。
登場する男が…(女も)いいヤツがひとりもいないです(´-ω-`)
↓海月ルイの以前に読んだことのある本。
子盗り (文春文庫) | |
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子供の出来ない夫婦が産婦人科で子供を盗もうとするが見咎められて…という話。
プルミン (文春文庫) | |
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内容(「BOOK」データベースより) 信宏、孝、秀樹、雅彦。公園で遊んでいた四人の小学一年生は見知らぬ女から乳酸飲料のプルミンを貰い、それを飲んだ雅彦が死んだ。雅彦は他の子達に暴力をふるい、物品をとりあげていた。雅彦の母・佐智子に抗議した信宏の母・亮子は葬式で佐智子に「あんたが犯人だ」と罵倒される。現代の母親達の心の闇を描く傑作ミステリー。
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