高田侑「顔なし子」
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顔なし子 | |
高田 侑 幻冬舎 2007-08 売り上げランキング : 359995 おすすめ平均 辛すぎる不幸の連続に耐えて、最後まで読んで良かった。 人は変われるのですね。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
年老いた父と同居するため、家族をつれて故郷に戻った美笹修司。その帰郷を待ちわびたように次々と発生する怪事件。恐怖のどん底に突き落とされる村。その時、修司の脳裏には、ある少年の姿が浮かんでいた…。
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冒頭の「顔なし子」言い伝えが怖さを暗示していて、全体に影を落とすせいで、最後までどろどろした印象を引きずりました。
登場する人物たちも悲惨な出来事を心に引きずっていて、(自業自得なんだけど;)皆、次々起こる事件は伝説にちなんだ感じの、虐げられた子の複襲劇を想像してしまってる。
~以下ネタばれ~
横溝正史風な展開かと思っていたら、意外な真相が明かされて、悲しい間違いもあったけれど、虐げられた子は普通の暮らしに戻れていて一応ハッピーエンド。ほんと最後まで読んでよかったです。お母さんの分まで幸せをつかめてよかったねという感じ。不幸の雪だるまはどこまで転がってゆくのか、どきどきしながら読めました。
★★★☆☆
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