永井するみ「グラニテ」
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グラニテ | |
永井 するみ 集英社 2008-07 売り上げランキング : 187806 おすすめ平均 グラニテ食べたい 「母と娘」が「女と女」に変わると・・・ 娘が母親と同じ土俵に上がってくる時 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
内容(「BOOK」データベースより) 最愛の娘。大切な恋人。二人の出遭いが母を女に変えてゆく…。母43歳、娘17歳。一対一の女と女。親子の衝突、破壊、そして再生の物語。都内でカフェを経営する市ノ瀬万里。夫に先立たれながらも、17歳の一人娘・唯香と穏やかな日々を過ごしていた。年下の恋人と愛娘が出遭うまでは―。
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母と娘が恋の同じ土俵に立てるだけで凄いです(笑)
母のほうには、長年培われてきた儚さと強さが混じった魅力。娘には女優としてと、なにより若さの輝きが魅力。
どちらも本気でどんどんドロドロした展開になっていきます。でも陳腐なドラマと違ってご都合主義な流れはないし上品。
やっぱりほぼいっしょの年齢の母親のほうに感情移入してしまいます。いくら女に戻ってライバルになっていても、娘に対する愛情がちょこちょこあってホッとする。
まあ、母親のほうだけ、年下の恋人も娘もどちらも私のもの~!とでも思ってるのでしょうけど(笑)娘のほうは、もう恋一直線で母は敵という目線になってしまってる。仕方ない、まだ若輩者だもんね。
肝心の年下の恋人は、自分のライフワークにしか興味ないみたいで、おかげでさっぱり終われたのかな。自分の作品が作り終われば、その時惹かれた恋人は過去のものになる。よくありますね。
シャーベット類あまり好きじゃないけれど、簡単そうで根気がいりそうな表題「グラニテ」一度作って食べてみたいです。「グラニテ」って響きだとなんだかラザニアとかのパスタ系みたいで、そっちの方がおいしそうなのになあ。
★★★☆☆
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