五つ星をさがして

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大島真寿美「虹色天気雨」淡々としながら暖かい大島真寿美の小説

虹色天気雨
虹色天気雨
小学館 2006-10-20
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おすすめ平均 star
starさわやかな終わり。
star湘南ダディは読みました。
starまあまあ

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内容(「BOOK」データベースより) ある日突然、幼なじみ奈津の夫・憲吾が姿を消した。市子は、夫捜しに奔走する奈津から一人娘の美月を預かる。女性の影もちらつく憲吾の失踪だったが、市子も、まりも、三宅ちゃんも、究さんも、土方さんも、いつもと変わらず、美月の運動会に集まった。事態はやがて、市子の元恋人も登場して意外な展開を迎える。

*★*――――――――――*★**★*――――――――――*★*  

最初のほう、「天気雨に降られるが、明るい日差しをうけるので惨めにならない。走るのをやめて歩いてく。」というシーンがあり、題名と主題にリンクしてる。

最後の方の「美月のモデルで風船いっぱいの大きな写真空に浮いてるみたいにみえる。」というシーン。

このふたつのシーンが鮮やかで前途洋洋としていて好き。

大島真寿美の小説はいつも淡々としながら暖かい。独身女性主人公が多いのでいまいち感情移入できないけれど、透明で綺麗で人間も捨てたもんじゃないと思わせてくれる。

 

★★★☆☆


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