平野啓一郎「ドーン」地球に夜明けは来るのか?(´・_・`)
ドーン (100周年書き下ろし) | |
平野 啓一郎 講談社 2009-07-10 売り上げランキング : 70001 おすすめ平均 名作。でもしんどい。 近未来的であり現代的 現実感を帯びた独特の世界 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
内容紹介 最高の純文学にして究極のエンターテインメント! 2033年、人類で初めて火星に降りたった宇宙飛行士・佐野明日人。しかし、宇宙船「DAWN」の中ではある事件が起きていた。世界的英雄・明日人を巻き込む人類を揺るがす秘密とは?
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近未来SF&政治物&夫婦愛などなど色々織り交ざった小説。大長編で、しっかりまとまってるようだけど…。まったく心には何も響いてはこなかった。
ただ、それぞれ取り上げてるシーンについてのみ、思うところあったかな。
火星へ行く章はどきどきする。それより何より、密室で何百日も同じメンバーで過ごす恐怖がひしひしと伝わってきた。どんなに温厚な人ぞろいでも諍いは起こるだろうに、問題のある人が問題を起こす。その後も地球に帰るまで狭い宇宙船から出ることはできない。飲む水も尿を浄化したもの。とにかく閉所恐怖症の私には気が狂いそう。密室にひとりならいいんだけど数人となると…気が狂いそう。過酷な訓練を受けてきた優秀な乗組員たちでさえ、狂いそうになりながらも偉業をなしとげる。
主人公の死んだ息子「太陽」くんの映像なのに、自分で考えるロボットのようなところ、興味深かった。大統領選の各々のセリフが延々続くところも面白かった。
ベトナム戦争、国際テロ組織、聖戦、人工生命、火星着陸。地球に夜明けは来るのか…!私が頭悪いせいか、もういろんな人が出てきて着いて行けないところも多々。なんとか読み終えた感じ。今もどこかで2年だかに及ぶ訓練がされてるんだよね。あ~いくら宇宙に行けるといっても超長期滞在は耐えがたいものだろうな。でもそれ以上に夢と情熱がある人ならば大丈夫なのだろう。
★★☆☆☆
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