豊島ミホ「リテイク・シックスティーン」さらっと読ませて胸にぐっとくる。

リテイク・シックスティーン
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内容（「BOOK」データベースより）高校に入学したばかりの沙織は、クラスメイトの孝子に「未来から来た」と告白される。未来の世界で27歳・無職の孝子だが、イケてなかった高校生活をやり直せば未来も変えられるはずだ、と。学祭、球技大会、海でのダブルデート…青春を積極的に楽しもうとする孝子に引きずられ、地味で堅実な沙織の日々も少しずつ変わっていく。

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娘に読ませたいナンバーワン作家、豊島ミホ。私も若い頃読みたかったなあ。今では遠すぎてファンタジーみたいな領域の思春期＆青春時代。いつもさらっと最後まで読ませて、胸にぐっときます。　

今の自分なら高校生に戻っても、ちょっとはマシにやっていけそうな気がする。大勢の人の前で話すのは大の苦手なのは今でも同じだけど、多分声が震えたり赤くなったりすることはないだろうな。自分の姿がいやでいやで穴に入りたかった高校生時代。今はそれほどの自意識はなくなったので、きっとそれほどの羞恥心は感じないだろうな。（でも、マラソン大会で商店街をブルマーで走るのは絶対ごめんなので、ずる休みしよう…心臓に毛が生えてきた今でも、あれには耐えられない、何の罰ゲームなのか･･･(｀_´#)）

４８歳の私なら、周りさえフォローしながら友達も作っておしゃれもしてスマートになってやっていけそうな気がする…！それとも孝子のように、やっぱり同じ道を歩いてしまうんだろうか…。私は、あるシーンを除けば、それほど嫌な道じゃなかったからもう一度楽しむのもいいかもしれないけど。青春って、疲れそう･･････

★★★★☆

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