五つ星をさがして

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天童荒太「悼む人」人の命は皆平等なんて嘘だ!

悼む人
悼む人 天童 荒太

文藝春秋 2008-11-27
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内容紹介 全国を放浪し、死者を悼む旅を続ける坂築静人。彼を巡り、夫を殺した女、 人間不信の雑誌記者、末期癌の母らのドラマが繰り広げられる 内容(「BOOK」データベースより) 聖者なのか、偽善者か?「悼む人」は誰ですか。七年の歳月を費やした著者の最高到達点!善と悪、生と死が交錯する至高の愛の物語。

*★*――――――――――*★**★*――――――――――*★*  

どんな死者も平等に扱い悼んでまわる静人。

でもどうしても共感できなかった。人の命は皆平等なんて嘘だ!と何度も心で叫んでしまう。誰もが尊い命のはずがない。人と人とも思わず嬲り殺しにした罪人とか幼い子を何人も自分勝手に殺した罪人とか、平等なわけがない。そんな人にでも愛する人愛される人、感謝される行動があったなんて知りたくもない!  

でも親にしてみれば、自分の他にも忘れずに悼む人がいるというのは嬉しいことだと思う。そして静人にとっても生きる支えになってるんだろうな。選ばれし者になって命を吸いとられようとも。終わりのない旅は恐ろしいけれど。  

静人の母が不憫だった。ちょっと明るくて前向きすぎるけれど、全力で生きる彼女には感情を寄せることが出来た。  

毎回、今の世の中を照らすいい主題を書いてるなあと思う。今後も期待してます。(でも描写がきつい本もあるので娘はおろか大人にも薦めるのがはばかれるけど…家族狩りの初版とか・・・)

★★☆☆☆


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