五つ星をさがして

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島本理生「ナラタージュ」染色体にXしかなければ戦争も殺人もほとんど起きないかもしれないな

ナラタージュ ナラタージュ
島本 理生

ツ、イ、ラ、ク (角川文庫) 生まれる森 (講談社文庫) リトル・バイ・リトル (講談社文庫) 恋愛中毒 (角川文庫) 大きな熊が来る前に、おやすみ。 (新潮文庫)
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内容(「BOOK」データベースより) 壊れるまでに張りつめた気持ち。ごまかすことも、そらすこともできない―二十歳の恋。これからもずっと同じ痛みを繰り返し、その苦しさと引き換えに帰ることができるのだろう。あの薄暗かった雨の廊下に。野間文芸新人賞を最年少で受賞した若手実力派による初の書き下ろし長編。

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 あまりリアリティーがないなあと思っていたけれど、なんと20くらいの女性作家が書いたようですね。なんだかファンタジーの世界のようなふわふわとした感じの世界。風景や人物の描写がみずみずしくていいです。ただ、「すごい恋愛小説」というわけではないような。帯がちょっとすごすぎて期待しすぎてしまいました(笑)私も男の性を嫌悪するほうなのでかなり感情移入できます。性暴力の事件を見聞きする度、吐き気がして、この世界が女だけになればいいのにと思います。染色体にXしかなければ戦争も殺人もほとんど起きないかもしれないな…。 ★★☆☆☆


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