五つ星をさがして

雑多に読んで感想&批評、そして勝手に星をつけて評価してます!五つ星本を探して本の海を彷徨い中。PC版で見ていただけると嬉しいです(≧ω≦)(右上「︙」縦三つボタンクリック。「PC版サイト」にチェックを入れる)

絲山秋子「妻の超然」「末裔」まるで自分に降りかかっている災難のよう。

妻の超然
妻の超然 絲山 秋子

新潮社 2010-09
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末裔 不愉快な本の続編 ばかもの (新潮文庫) ラジ&ピース (講談社文庫) 北緯14度 (100周年書き下ろし)
容(「BOOK」データベースより) 文学がなんであったとしても、化け物だったとしても、おまえは超然とするほかないではないか。「妻の超然」「下戸の超然」「作家の超然」を収録した異色の三部作。

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作家の超然が凄かった。最後のほうの文章が秀逸でした!「夕日、文明が始まったかのような山の向こう〜」のところ。それ以外は印象薄し・・・・

★☆☆☆☆

 

末裔
末裔 絲山 秋子

講談社 2011-02-16
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内容紹介 定年近い公務員の省三が、ある日家に帰ると、玄関ドアの鍵穴はどこにもなかった。妻を亡くし息子も娘も家を出て、家に入れない。省三は外泊を続け、今や住む人のない鎌倉の伯父の家に滞在する。懐かしいものに囲まれながら思い出すのは、父と伯父がかわす教養を根本に置いた会話、母や伯母のことなど、かつてそこにあった幸せな光景。すべては失われ堕落した末裔であると自覚した省三は、自らの系譜に思いを巡らせ、行動を起こす。

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奇想天外な話なのに、情景描写人物描写があまりにきっちり普通にのどかなので・・・まるで自分に降りかかっている災難のよう。

鎌倉のお宅の描写がノスタルジックでいい。 ご先祖様の絡まり具合が偶然同じ時期に読んだ白石一文「砂の上のあなた」に似ていて面白かった。

★★★☆☆

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