五つ星をさがして

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高田郁「あい 永遠に在り」再び、4つ星!!本当に取り返しがつかないことは多くないのかもしれない

あい
あい 高田 郁

角川春樹事務所 2013-01-09
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美雪晴れ―みをつくし料理帖 (時代小説文庫) 晴れときどき涙雨 高田郁のできるまで ふるさと銀河線 軌道春秋 (双葉文庫) いつか夜の終わりに (双葉文庫) きずな―時代小説親子情話 (ハルキ文庫 ほ 3-2 時代小説文庫)
内容(「BOOK」データベースより) 齢73歳にして、北海道開拓を志した医師・関寛斎藩医師、戊辰戦争における野戦病院での功績など、これまでの地位や名誉を捨ててまでも彼は、北の大地を目指した。そんな夫を傍らで支え続けた妻・あい。幕末から明治へと激動の時代を生き、波乱の生涯を送ったふたりの育んだ愛のかたちとは―。妻・あいの視点から描く、歴史上に実在した知られざる傑物の姿とは―。愛することの意味を問う感動の物語。

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関寛斎という有名な医者の妻、「あい」。難時にくじけず明るい面を見て、前向きに夫を励まし続けた妻。この妻あってこそ数々の偉業を成せたのだろうな。筆まめだったという関寛斎の日記にあいに対する感謝の言葉がたくさんあったのだろう。それを煮詰め、山桃の木やかぶかじりの貧しい子供時代、そして年子おばさん等を絡めて一代記に。  

「人たるものの本文は眼前にあらずして、永遠に在り」まあ、本主題はこれだろうな副題にもなってるし。けれど私的には以下のほうが好き。「人が生きる上で本当に取り返しがつかないことは多くないのかもしれない」  

12人産んで6人亡くす不幸さ。(あいの兄弟は元気なので、旦那とその母の体の弱さの血筋だね)医者なのに助けることが出来ずさぞや口惜しかっただろう。江戸~明治の大変な質素な、そして尊厳のある立派な生活・・・私ののんびり平和な毎日となんと隔たりがあることよ・・・好きな事をし、子にも好きな生活させられる幸せよ・・・。・・・しかし私は「あい」夫妻と違って、他人のためには何もしていない・・・(汗)

★★★★☆








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