五つ星をさがして

雑多に読んで感想&批評、そして勝手に星をつけて評価してます!五つ星本を探して本の海を彷徨い中。PC版で見ていただけると嬉しいです(≧ω≦)(右上「︙」縦三つボタンクリック。「PC版サイト」にチェックを入れる)

西加奈子「白いしるし」いかれた恋のエネルギー!

白いしるし (新潮文庫)

新品価格
¥497から
(2019/8/19 16:37時点)

内容(「BOOK」データベースより)

女32歳、独身。誰かにのめりこんで傷つくことを恐れ、恋を遠ざけていた夏目。間島の絵を一目見た瞬間、心は波立ち、持っていかれてしまう。走り出した恋に夢中の夏目と裏腹に、けして彼女だけのものにならない間島。触れるたび、募る想いに痛みは増して、夏目は笑えなくなった―。恋の終わりを知ることは、人を強くしてくれるのだろうか?ひりつく記憶が身体を貫く、超全身恋愛小説。

*★*――――――――――*★**★*――――――――――*★*

絵を描きながら、バーでアルバイトをする夏目32歳。(♀)瀬田という友人を介して門島と知り合う。門島の絵を一目で気に入り、更に恋にも落ちる夏目。瀬田が言うには、門島は二年前から夏目の絵が好きだったそうだ。これは・・・天にものぼる心地になるだろうな!!これはわかる。色恋ははっきり言ってよく分からないけれど。

私も漫画を描いていた時期があって、自分の作品を好きだと言ってくれる人が、自分が好きな作品を描いてる(書いてる)人だった時の天にも昇る心地はわかりすぎるくらいわかります!!

これは恋よりも大きいい嬉しさじゃないのかなー。少なくとも同レベルの感激。恋は醒めるけれど、作品への想いは、あまり醒めないものです。

恋の始まりの、とにかく会いたいは、ちょっとわかる。小学生時代の親友への思い入れと似てる。でも更に進んだ感情は・・・・ちょっとしか分かりません~ぽわーんとかどきどきときめくとか?イケメン俳優や、いい声の俳優にときめく感じを合わせたものでしょうか。(小学校中学年までの親友に)

夏目♥→間島→♥←種違いの妹(恋人)

瀬田♥→恋人(3年前まで)(この恋人の残したクインから生まれた猫たち20匹を育ててる)

↑♥塚本

↑♥大勢の女の子たち

 

ハートがいっぱいなのに、つらい人たち。

それにしても、「自分の事を好きになってくれなくていいから、その人と一分一秒でも側にいたい」という気持ち、全然わからない。

わからないがドラマチックなので羨ましい。

「殴られて折れた鼻さえ慈しんでるような」だって。「自分が腕を折ってもらえれば、その腕で、ずっと彼を感じられるのに」と思うほどの情熱。

・・・・イカレテル。

そういうイカレタ恋のエネルギーの奔流、わからないので漫画にするのかも。作家もそうじゃないかな。自分が渦中にいる人はそんなに書かないんじゃないかな。

もしくは書いて昇華するか。

知らない人か、苦しい人しか創作家にはなれない。★★☆☆☆

 

 

 

 

?

 



 





↓応援お願いします!
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村
↑ぽちっと押して応援お願いします!
U^ェ^U今日いいことありますように!