五つ星をさがして

雑多に読んで感想&批評、そして勝手に星をつけて評価してます!五つ星本を探して本の海を彷徨い中。PC版で見ていただけると嬉しいです(≧ω≦)(右上「︙」縦三つボタンクリック。「PC版サイト」にチェックを入れる)

江圀香織「犬とハモニカ」いつもながら、ちょっと不穏で、ふわふわした不思議な触感。

犬とハモニカ

内容(「BOOK」データベースより) 空港の国際線到着ロビーを舞台に、渦のように生まれるドラマを、軽やかにすくい取り、「人生の意味を感得させる」、「偶然のぬくもりが、ながく心に残った」などと激賞された、川端賞受賞作。恋の始まりと終わり、その思いがけなさを鮮やかに描く「寝室」など、美しい文章で、なつかしく色濃い時間を切り取る魅惑の6篇。

*★*――――――――――*★**★*――――――――――*★*

短編集。一番印象深かったのは、「アレンテージョ」。

マダエルが本当に好きなのは、酒ではなく酒のある場所。

そこには会話があり、沈黙があり、人がいて関係が生まれる。あるいは潰える。

時間が特別な流れ方をして、記憶や、すでにどこにもいなくなってしまった人たちも、そこには存在することが出来る。

「犬とハモニカ」空港での一コマ二コマ。印象薄し。

「寝室」浮気相手にふられ、世もなく嘆いていた男が妻の新鮮さに喜ぶ?すっかり浮気相手はどこかへ。その女性が男を<世界一困ってる人>と言っていたのはスルドイのか。

「おそ夏のゆうぐれ」冒頭部気持ち悪し。少女を夏の夕暮れに見かけ、昔の自分だと思う。

「ピクニック」夫を、外の光の中で日光浴させて干して、ふっくらさせる妻。家の中だとよく見えない夫(良く見えないともとれる)をピクニックへ誘う。魔女のような妻の話。お互い理解しがたい二人。

「夕顔」源氏物語の中のひとつを、とっても読みやすくドラマチックに演出してました。

★★☆☆☆

 





↓応援お願いします!
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村
↑ぽちっと押して応援お願いします!
U^ェ^U今日も皆様に何かいいことありますように! 

?