五つ星をさがして

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ドラマのほうが断然よかった! 重松清「流星ワゴン」

流星ワゴン
流星ワゴン 重松 清

講談社 2002-02
売り上げランキング : 55418

おすすめ平均 star
starもし自分が過去に戻れるなら
star後悔しない生き方
star優しい本

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出版社/著者からの内容紹介 家族小説の新境地。直木賞受賞後の初の長篇。 ひきこもり、暴力をふるう息子。浮気を重ねる妻。会社からはリストラ寸前……死を決意した37歳の僕は、死んだはずの父子が運転する不思議なワゴン車に乗り込んだ。

*★*――――――――――*★**★*――――――――――*★*  

 

不思議なワゴンで過去へ飛んでやり直すのかと思いきや、過去は変えられない。それでも変えようともがくうちに僕の心は変わってきたのかもしれないですね。事実は変えられなくても、事実に向き合う強い心には変われる。  

三世代にわたって解り合えてない親子。でも、わかりあえない父親と同じ歳で出会う(ファンタジーなので)事によって段々分かり合えてはくる。歳や親子という立場での見方考え方のギャップって凄い。普通のその辺の親子はそれを乗り越えて解りあおうとしてるんだけど。大抵反発やら理解しがたいことはあれど、自分がその時の親の歳になると見えてくるものはある。それが最後まで見えてこなかった僕。  

泣ける小説ということで読んでみたけれど泣けはしなかったです;不必要な性描写がなくて、橋本親子が実際の親子で、僕の妻の行動の理由が解れば、感動につながったかもしれません。暖かなファンタジー路線で行くのならしつこい性描写はやめてほしい。子供に薦められないし・・・ 

題名と表紙絵のセンスが抜群。すごーく素敵なストーリーを想像しちゃいますよね~(笑)でも結末が気になって最後まで楽しく読めましたよ。親の立場での目線で、自分の思春期を思い出しての目線で…。

 

★★☆☆☆





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