装丁も美しく可愛く中味もぎっしりつまってる　角田光代「プレゼンツ」/「ドラママチ」「薄闇シルエット」

Presents
	角田光代双葉社 2005-12 売り上げランキング : 141408 おすすめ平均贈りものは、贈っている本人が一番喜びを感じている。あったかい、是非娘に贈りたい Amazonで詳しく見る by G-Tools

内容（「BOOK」データベースより）この世に生まれて、初めてもらう「名前」放課後の「初キス」女友達からの「ウェディングヴェール」子供が描いた「家族の絵」―小説と絵で切りとった、じんわりしあわせな十二景。

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角田光代お得意の日常の中の何気ない風景や心理描写が、すごーく発揮されてる本。

装丁も美しく可愛く中味もぎっしりつまってて、彼女の小説の中で今までで一番好きになった本です。

中年の女性にはもうぐっとくる小説。（まあ角田光代の小説って中年女性向きですが（笑）男性作家には絶対描けないわからない視点なんだろうなあ。　

１２編の短編で小学生～老後までの女性のもらったプレゼントのお話の数々で、娘に母親にプレゼントしたい本です。

★★★★☆ 　

ドラママチ
	角田光代文藝春秋 2006-06 売り上げランキング : 46645 おすすめ平均いつもの喫茶店にも、ドラマが。何かまってしまう。一歩先に進む Amazonで詳しく見る by G-Tools

内容（「BOOK」データベースより）妊娠、恋愛、プロポーズ…女はいつも何かを待っている。中央線沿線の「マチ」を舞台に、小さな変化を「待つ」ヒロインたちの8つの物語。

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またまた中年へ向かう女性たちの待つ日常。私も自分からは何も起こさず待ってるほうだから気持ちはよくわかる。いつか素敵な王子さまがとは思わないけれど、「棚からぼたもち」は好きな言葉vv 　

いくつになっても女性はドラマを待ってるのよねえ。私もドラマやロマンや恋が好き。だからネットで漫画を描いて満足してます（笑）人によってはそれが芸能人ファンになったり不倫になったりするのでしょうね。★★☆☆☆

薄闇シルエット
	角田光代角川書店 2006-12 売り上げランキング : 46110 おすすめ平均焦ることはない！ハイ、圧倒的リアルと共感がココロに刺さります。佳作かなという感じ Amazonで詳しく見る by G-Tools

内容（「BOOK」データベースより）ハナは下北沢で古着屋を経営している37歳。仕事は順調。同年代の男よりも稼いでるし、自分の人生にそれなりに満足していた。ある日、恋人から「結婚してやる」と言われ、小さな違和感を感じる。「どうして、この人は『私が結婚を喜んでいる』と思って疑わないんだろう…」―違和感は日に日に大きくなり、ハナは恋愛と仕事について模索していくことになるのだが…。人生の勝ち負けなんて、誰が分かるというのだろうか。圧倒的リアルと共感が心にささる傑作長編。

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ほんとに角田光代の小説は中年女性が読んだらバリバリ共感するんだろうけれど、男性はどうなのかな（笑）　

私は結婚を選んで（というか腰掛のつもりだったから；）一応子供も産んで家庭を円満にしてるという満足感がある。たぶん人生で一番の幸せなものも大事なものももらった。（子供）

だからハナちゃんほどは人生に焦ってはいない。独身の不安も解らない。でも中年って焦るのよねー、それはわかる。若くもないので取り返しもつかないかれど、折り返し地点だから希望もちら見えしてて焦る。あと１０年もしたら諦めて落ち着くんだろうけど。　

友達同士で経営してる古着屋のお店が羨ましかった。そして私の母もハナちゃんの母のように手作りをたくさんしてたので共感。ワンピースやケーキをよく作ってもらった。服や買ってもらったほうが嬉しかったけれど、パウンドケーキやカステラやパンはお店と同じくらい美味しかったです。 ★★☆☆☆

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