中村文則「土の中の子供」「悪意の手記」
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悪意の手記 | |
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「なぜ人間は人間を殺すとあんなにも動揺するのか、動揺しない人間と動揺する人間の違いはどこにあるのか、どうして殺人の感触はああもからみつくようにいつまでも残るのか」―死への恐怖、悪意と暴力、殺人の誘惑。ふとした迷いから人を殺した現代の青年の実感を、精緻な文体で伝え、究極のテーマに正面から立ち向かう、新・芥川賞作家の野心作。
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いい題材だと思うんですけど…。題名から想像した話とはまったく違いました。まさに「暗くて湿っぽい」!!(笑)深くはないですね…。昔風な人物の描き方のような印象だったのですが、若い作家なのですね。将来に期待します。
冒頭から始まる「不治の病」にかかった様子、治療の様子がよかったです。
★☆☆☆☆
土の中の子供 (新潮文庫 な 56-2) | |
中村 文則 新潮社 2007-12 売り上げランキング : 105895 おすすめ平均 人との関わり。 なぜこの作品が芥川賞? Amazonで詳しく見る by G-Tools |
これもやはり、題名のインパクトから読んでみたのですが・・・。
親戚の家で虐待を受ける様子があまりに凄惨を極めていてショックでした。そこだけでも読む価値ありかも。
虐待されてる子が穴のあいた壁から覗いた美しい世界。つやつやの可愛い赤ちゃんやテレビの賑やかさ。綺麗な色彩。そのシーンが印象的。レビューの方の言うように確かに暗くて重くてネガティブで古い感じ。純文学風だけど、つかみどころがない。
★★☆☆☆
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