豊島ミホ「リリイの籠」
リリイの籠 | |
豊島 ミホ おすすめ平均 とにかく上手 濃ゆい。 表紙だけでも手に取る価値あり 作品のどれもが逸品 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
内容(「BOOK」データベースより) 絵のモデルを頼んだ加菜に、憧れにも近い感情で惹き付けられていく美術部員の春―生意気な女子生徒―由貴に、こっそり大切な思いを打ち明けてしまったえみ先生―容姿の劣る親友・実枝に彼氏ができ、穏やかでいられなくなる里加―女子高を舞台にキラめく感情の交差を描き出した、書下ろし1編を含む全7編。
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仙台の女子高を舞台にした全7編の連作短編集。
私は公立だったので女子高がどんなところかは中学の友達に聞いて知ってるくらい。男子の目がないだけ鬱屈したものだったんだろうなあと思っていた。
当時、不良がたくさんいて厳しい規則だらけだった中学から公立へ行った私は自由を満喫してました。
女子高は、私から見るとちょっと秘密の花園的世界だなあという感じ。リリィはゆりだからレズビアンに関係してるのかな??そこまで行かなくても同性に憧れたりすきになったりはする年頃だと思う。私にもひそかに憧れてる女の子がいたなあ。会社入ってからだけど(笑)どっちも色白で頭は小さく生まれつきの茶髪でふわふわした髪型。自分にないもんだから…(涙)
中高生が主人公の小説を読むと、遠いところに来てしまったなあと思います。遠くなればなるほどキラキラして見えますね。その当時の日記を読むと、相当な閉塞感があったみたいなんですが…。毎日同じ事は飽きたし、集団生活は大嫌いだし、学校なんて早く抜け出したいけれど、社会には出たくないしで。
表紙は前も後ろも可愛らしいコラージュで、飾っておきたいくらいで一見の価値あり。
豊島ミホといえば、「エバーグリーン」がまさに青春なので、読書しない娘に薦められる本のひとつです。
★★★☆☆
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