よしもとばなな「チエちゃんと私」ちょっと怖いけれど懐かしくあたたかい世界。
チエちゃんと私 | |
原 マスミ おすすめ平均 いいなぁ ゆとりのある生活風景を感じる。 いい感じ やっぱりグレート! 感情や欲の奥にある真実を見出す姿がすばらしい Amazonで詳しく見る by G-Tools |
内容(「BOOK」データベースより) 突然おとずれた中年の従姉妹(いとこ)との同居生活。その奇妙な暮らしの中で見つけたものは?人生のときめきを紡ぎ出すための「再生」の物語。
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そうだよね、人生、恋愛だけがときめきじゃないよね。仕事にだって、ときめきはいっぱいあるし、新しい生活にも多岐にわたってある。主人公やチエちゃんよりおばさんな歳になってしまった私には余裕で受け入れられる世界。チエちゃんのお母さんが政治家の愛人だったとか、オーストラリアのコミューンでチエちゃんを引き取って生活してたとか、毛だらけの世界で嫌だったとかちょっと生臭いリアリティもあって、ファンタジーっぽい生活にカツが入ってます…(笑)
よしもとばななの文章を読むと懐かしくて切なくなります。高校生の頃から読んでたからもあるだろうな、自分勝手なノスタルジー。
昔から死が近くにある話ばかりだった。夜の底にそっと横たわる死。夢の中でつながっている死後の世界。ちょっと怖いけれど懐かしくあたたかい印象の文章。
「幸せになってほしいと口に出すとその言葉はお花のようにふわっと顔の前あたりで白く光った。」が一番好きな文章でしたv
飽きるほどたくさん読んでるけど、この麻薬のような文に逢いたくてまた読むんだろなあ。 (読むものがない時)
★★★☆☆
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