五つ星をさがして

雑多に読んで感想&批評、そして勝手に星をつけて評価してます!五つ星本を探して本の海を彷徨い中。PC版で見ていただけると嬉しいです(≧ω≦)(右上「︙」縦三つボタンクリック。「PC版サイト」にチェックを入れる)

浅田次郎「あやし うらめし あなかなし」

 
 
双葉社 2006-06
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おすすめ平均 star
star怖いけど切ない
star湘南ダディは読みました。
star幽玄美

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内容(「BOOK」データベースより) 日本特有の神秘的で幻妖な世界で、生者と死者が邂逅するとき、静かに起こる優しい奇蹟。此岸と彼岸を彷徨うものたちの哀しみと幸いを描く極上の奇譚集。名手が紡ぐ、懐かしくも怖ろしい物語。 *★*――――――――――*★**★*――――――――――*★*  

新聞のコラムで、前に浅田次郎さんがぽろっと言ってたことが、ずっとひっかかっていまして。いつか読もうと思ってたんですよ。ぽっぽやとか、映画化されたのは内容知ってるけれど読んだことはありませんでした。  

ひっかかっていたのは、「どこかで若者と会話した時に自分の名前を名乗ったけれど、まったく知らないようなので、読書をしない人なのだなあと思った」というもの。まあ年季の入った作家さんだし、本読まない人でも映画などで知ってるかもしれない。でも読書好きでも知らないということもあるかもしれませんよ。私も忘れっぽいから、印象に残らない作家さんはすぐ忘れてしまいます。心に残った小説はしっかり憶えようと心掛けてるので、「お勧めの本は?」と聞かれた時に答えられます。  

で、反感まじりに読んでみようじゃないの、と読んでみたのでちょっと辛い見かたになってしまたかも(笑)年長な方だけあってしっとりした大人むけホラーでした。戦争がからむシーンも自然で納得。  

「遠距離」の最後に百合の花束を受け取るシーンにぐっときました。怖かったのは、「客人」より表題の「…あなかなし」。心中で死にきれなかった女がずっと苦しみ続けるのを見る女の子に同調して本当に怖かったです。次は、ほかの心温まるお話も読んでみようかな。★★★☆☆


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|ω・`).。oO(千里の道も一歩から?なかなか貯まらないが、気長にやってみる・・・)




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