光原百合「銀の犬」ケルトとか妖魔とか見るだけでわくわくしてしまう私にはぴったり。
銀の犬 (ハルキ文庫) | |
角川春樹事務所 2008-05-15 売り上げランキング : 418668 おすすめ平均 死者の歌 不思議な雰囲気のファンタジー 人と妖精とが共に暮らすケルトを舞台にしたファンタジー Amazonで詳しく見る by G-Tools |
内容(「BOOK」データベースより) 人々に降りかかる災厄を打ち払う「祓いの楽人」オシアン。その名は伝説の祓いの楽人と同じであり、その人間離れした音楽の才を妖精の女王ニアヴに愛され、妖精のあいだにしか伝わらないはずの数々の歌を全て口伝えに授けられたとされる人物だった。オシアンは、相棒のブランとともに世界中を旅し、この世に未練を残した魂や悪鬼、「愛を歌うもの(ガンコナー)」たちを、彼の竪琴が奏でる調べで救っていく…。ケルト民話と著者の独特の世界観が作り上げる、切なく、悲しいファンタジーミステリー。
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悲しく優しいファンタジー。小学校高学年向けの棚にありそうな。色恋沙汰もさらりと描かれているので小学生でもオッケー。とても読みやすい起承転結。ケルトとか妖魔とか見るだけでわくわくしてしまう私にはぴったり。
でもいまいち現実味がないのが残念です。あの、超ファンタジーを描くタニス・リーも全くの絵空事を描きながら、ねっとりとしたリアルな空気を味わせてくれたのに。
でもこんな上品なファンタジーを描いてくれる作家さんが見つかって嬉しい。オシアンとブランのお話はまだ登場しそうなので楽しみです。表題「銀の犬」にはワンコ飼いなだけに泣かせられました。死んでもなお、しょんぼりとでも忠実にご主人さまを守る様子がもう…(涙)表紙も似合って綺麗です。 ★★★☆☆
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