五つ星をさがして

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宮下奈都「メロディ・フェア」メイク、もうちょっと楽しんでみるか。

メロディ・フェア (文芸) メロディ・フェア (文芸)
宮下 奈都

太陽のパスタ、豆のスープ よろこびの歌 スコーレNo.4 (光文社文庫) 田舎の紳士服店のモデルの妻 遠くの声に耳を澄ませて
by G-Tools

内容紹介 私はこの世界の小さいところから歩いていくよ 大学を卒業した私は、田舎に戻り「ひとをきれいにする仕事」を選んだ。けれども、お客は思うように来ず、家では化粧嫌いの妹との溝がなかなか埋まらない。そんなある日、いつもは世間話しかしない女性が真剣な顔で化粧品カウンターを訪れて――いま注目の著者が、瑞々しさと温かさを兼ね備えた文体で、まっすぐに生きる女の子を描く、ささやかだけど確かな“しあわせ”の物語。 “最後の日”につける口紅、 “らしさ”を引き出すハイライト―― 化粧をたしなむ生き物に生まれて幸せだなぁと感じた。 女優 ミムラ (帯コメントより)

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デパート1階の化粧品売り場はもう華やかで通り抜けるのも気がひけるほど目立ってる。(バリバリお金持ってたオーエルの頃だってあのスツールに座った事もない私…)

けれど地元のショッピングセンターとかスーパーの大きい感じの店の化粧品ブースって、本当~に目立たないことが自らの目線でわかった。よく行く元ダイ○ーの1階のちんまりした化粧品ブースがまったく目に入っていませんでした…。

私は主婦になったから倹約のため・・・というのではなく、化粧品は昔っから自分でためして、その辺のドラッグストアで買っていた。ああいうところで買う人はよっぽどおしゃれでメイクが大好きで興味持っていてお金持ってる人なんだろうなあと思って。

今はさすがにシミそばかすが気になるので、ネットでチェックしてみるけれど、それ以外(眉とファンデと口紅のみ)はなくなるまで同じのずーっと使ってる。仕事してる頃はちょっとアイシャドーやネイルなんかもしてたかな。  

お産の話といっしょで、誰しも初めてのメイクから、いつも使ってるメイクなどなど話はつきないだろうね。でも自分の身分立場もあって知り合いのような人には話したくないのが主婦、そこはお産の話と違う。  

本題本題。メイクって失敗してもやり直せる。人生も同じように失敗してもやり直せる。自分を守る鉄面皮にしてしまわないで、自分のお肌に自分の髪や瞳に顔のつくりによく似合った化粧品とひとつひとつ探して、自分を光らせる。

等身大の視点と頑張りでわだかまりをひとつひとつ解いてゆくお話です。鼻息荒く頑張ってるわけじゃなく、日常でほんのちょーっとのがんばりと丁寧に生きる心がけで、何事も好転してゆく。

…メイクも悪くないよなあ。シミそばかすを消して、悩みの薄い眉をきりりと描くだけで大満足だけれど、もうちょっと色を楽しんでみたくなりました。 ★★☆☆☆


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