宮部みゆき「英雄の書」ビジュアルが色々豊かでゲームに向いてそうです
英雄の書 下 宮部 みゆき by G-Tools |
内容紹介 「あれ」が獄を破った。戦いが始まる。 邪悪は、何と巧みに人の心に付けいるのだろうか。 宮部みゆきが放つ、戦慄の最新刊。 「ひとつ踏み誤れば、あなたも<英雄>に囚われ、呑み込まれて しまうことでしょう。<英雄>は強大です。比類なき力を擁する完全な物 語でございます」 森崎友理子は小学五年生。ある日、中学二年生の兄・大樹がクラス メートを殺傷し、姿を消すという衝撃的な事件が起きた。事件から 十日ほど経った時、友理子は兄の部屋で不思議な声を聞く。 「君のお兄さんは“英雄”に魅入られてしまったのだ」 本棚の奥の見慣れぬ書物が、友理子にささやいているのだった。 書物に導かれ、兄を救い出す旅へ出る友理子。すべての物語が生まれ、 回帰してゆく<無名の地>と呼ばれる場所で、友理子は、世界の根 源というべき、おそるべき光景を目にする―― 『ブレイブストーリー』から6年、宮部みゆきのファンタジー最新作。
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ブレイブストーリーに似ているけれど、かなり難解な世界設定が魅力的。人が作ったフィクションも日常も「物語」。「物語」が集められる「無名の地」で「咎の大輪」をまわす「無名僧」。敵対する「黄衣の王」(「英雄」)
設定はすごくいいなあ。でもその説明に上巻を費やし、下巻の後半でばたばたっと終わってしまいます。ストーリーを筋立てていくので精一杯という感じで話に厚みはない。小中学生が読む分には十分かも。ビジュアルが色々豊かでゲームに向いてそうです。 ★★☆☆☆
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