五つ星をさがして

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角田光代「三月の招待状」あの頃は盆踊りの中心で踊っていたのに、周りで見てる見物客となり、最後には喧騒を後に家路につく、それが大人になるということ

三月の招待状
三月の招待状 角田 光代

集英社 2008-09-04
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森に眠る魚 (双葉文庫) 彼女のこんだて帖 (講談社文庫) ひそやかな花園 くまちゃん (新潮文庫) マザコン (集英社文庫)
内容紹介 友人の風変わりな離婚パーティで顔を合わせた5人の男と女。動揺、苛立ち、虚しさ、自分を取り戻そうとするのだが、揺れるこころが波紋をなげる。それぞれが見つける新たな出発を描いた長編小説。

*★*――――――――――*★**★*――――――――――*★*  

よく角田さんが描かれる(良い大学の)学生時代のうだうだ生活再び。きっと楽しい大学生活を送ってたんだろうなあ。もしくは逆に孤独で憧れ?どちらでもいいけれど兄弟が多く女子短大しか行けなかった私には経験できなかったもの。そのくだらないが故の馬鹿楽しさ加減はひしひしと伝わってくる。羨ましいな。  

たしかに山場もなくうだうだしてるけれど、それが学生時代のうだうだを30代半ばまでひきづって生きてるうだうだ加減とリンクしてていいかもしれない。  

あの頃は盆踊りを中心で踊っていたのに、いつの間にか周りで見てる見物客となり、最後には盆踊りなどでさんざめく喧騒を後に家路につく、それが大人になるということ。というのが凄く共感できました。ちょっと淋しいけれど、喧騒から離れて夜道を誰かと星を眺めながら家に向かって歩くのもいいものかもよ。家の灯りが暖かく見える気がする。その辺いろいろ考えられてよかったので3つあげちゃうよ。

★★★☆☆



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