白石一文「砂の上のあなた」白石さんでは断然よかった!!
砂の上のあなた | |
白石 一文 新潮社 2010-09 売り上げランキング : 232694 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
内容(「BOOK」データベースより) ひとかけらでいい。僕が死んだら、愛する女性の骨と一緒に眠らせてほしい。最愛の父に愛人がいた…。見知らぬ男からもたらされたのは、娘が最も知りたくなかった事実。しかし亡き父の妄執は、35歳の主婦・美砂子の結婚生活にまで影を落としていく。ぬるく濁った世の中を貫けるのは、時間の流れをもねじ伏せるほどの「強い感情」だけなのか―。圧倒的長編小説。
*★*――――――――――*★**★*――――――――――*★*
白石さんの読んだ本の中では断然よかった!!(いつもはなんだかな~と思いつつ読んでます・・・)
美砂子の夫とご先祖様の絡まり具合といい、奇しくも最近読んだ「末裔」に似ていて。 ★★★☆☆
ちなみに「末裔」は以下。
末裔絲山 秋子
講談社 2011-02-16
売り上げランキング : 269417
Amazonで詳しく見る by G-Tools内容紹介 定年近い公務員の省三が、ある日家に帰ると、玄関ドアの鍵穴はどこにもなかった。妻を亡くし息子も娘も家を出て、家に入れない。省三は外泊を続け、今や住む人のない鎌倉の伯父の家に滞在する。懐かしいものに囲まれながら思い出すのは、父と伯父がかわす教養を根本に置いた会話、母や伯母のことなど、かつてそこにあった幸せな光景。すべては失われ堕落した末裔であると自覚した省三は、自らの系譜に思いを巡らせ、行動を起こす。
*★*――――――――――*★**★*――――――――――*★*
奇想天外な話なのに、情景描写人物描写があまりにきっちり普通にのどかなので・・・まるで自分に降りかかっている災難のよう。
鎌倉のお宅の描写がノスタルジックでいい。
ご先祖様の絡まり具合が偶然同じ時期に読んだ白石一文「砂の上のあなた」に似ていて面白かった。 ★★★☆☆
ぽちっと応援お願いします!
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
?
スポンサーリンク