五つ星をさがして

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恒川光太郎「金色機械」読後、今の時代に、日本に生まれ生活している幸せをかみ締めました。

金色機械
金色機械 恒川 光太郎

文藝春秋 2013-10-09
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スタープレイヤー (単行本) 私はフーイー 沖縄怪談短篇集 (幽BOOKS) 竜が最後に帰る場所 (講談社文庫) 南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫) 草祭 (新潮文庫)
内容(「BOOK」データベースより) 触れるだけで相手の命を奪う恐ろしい手を持って生まれてきた少女、自分を殺そうとする父から逃げ、山賊に拾われた男、幼き日に犯した罪を贖おうとするかのように必死に悪を糺す同心、人々の哀しい運命が、謎の存在・金色様を介して交錯する。人にとって善とは何か、悪とは何か。

*★*――――――――――*★**★*――――――――――*★*  

今一番楽しみにしてるのはこの作家。でも今回のお話は・・・

時代が時代だけに結構厳しいお話でした。そして壮大なスケール。ネタバレだが、あちこちの場所で因縁のある人々がいて、宇宙からきた種族まで関わってさらに時代が何代も過ぎ・・・。これを作家の神の視点から時代の中ほどから語り始めるのだから、謎が謎呼ぶ展開になるはずだわ。(漫画描いていたので、伏線張るのは慣れてた)  

何年も生きどの時代にも姿を現す金色、と紅葉と熊五郎遥香と。それを囲む、あまり幸福とも思えない人々が儚い夢を見て時代と運命に翻弄されてバタバタ死んでいく様はいやおうなく無常を感じる・・・特に時代が江戸時代で安定してるとはいっても上下関係やら厳しい世の中。いや今だって大黒柱が倒れればすぐに家計は火の車だけど、規模が違うし制度が違う。(でも一応計画立ててるが・・・立てられるような実家が二つもある幸せよ・・・)

読後、今の時代に、日本に生まれ生活している幸せをかみ締めました。

★★★☆☆





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