白石一文「彼が通る不思議なコースを私も」「こんなことは前にもあったし・・・」とそのまま行動してると死ぬ。
彼が通る不思議なコースを私も | |
白石 一文 集英社 2014-01-06 売り上げランキング : 160264 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
内容(「BOOK」データベースより) 友人がビルから飛び降りようとしている現場で、霧子は黒ずくめの不思議な男と出会った。彼の名前は椿林太郎。学習障害児の教育に才能を発揮する、優秀ですこし変わった小学校教師。霧子は彼に魅かれていくが、実は彼には知られざる能力があって…。生への根源的な問いを放つ、傑作長編。
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「彼」は見た人の寿命がわかる、とか、子供時代には頭の中で大きな音が鳴り続けていて勉強どころじゃなく気が狂いそうになっていて、あまりにうるさい夜、線路に横になり死のうとしたら、音が止んだとか(そのあと秀才になる。ADHDぽくもある)、SF?オカルト?ちっくな内容で、とても面白かった!
白石さんの小説は私にとって、面白いのとまったくつまらないのと2極化してる。人情もの(?)は大体つまらない。設定からして変わっていて、面白そうなものは最後まで面白い。
危険な仕事をしてる人など(大工さんとか)毎日の事でも、「今日はヤバそうだな」とか死をある程度自覚できる、という話になるほどと思った。でも「こんなことは前にもあったし・・・」とそのまま行動してると死ぬ。少しでもヤバい予感がしたら、やめる勇気を持とうと思った。「死ぬ気がしない・・・!」と思っても死ぬ場合もあるんだろうな、反対に。 ★★★★☆
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