川上未映子「愛の夢とか」自分の好きな人に必要とされないと世界からも必要とされないような気がする
新品価格 |
内容紹介
第49回谷崎潤一郎賞受賞!『ヘヴン』『すべて真夜中の恋人たち』と一作ごとに新境地を拓く川上未映子の多彩な魅力が一冊になった初めての短編小説集!何気ない日常がドラマに変わる瞬間をとらえて心揺さぶる7ストーリーズ。
*★*――――――――――*★**★*――――――――――*★*
「アイスクリーム いちご畑 日曜日はどこへ 愛の夢とか」
「愛の夢とか」以外は片思い的な自分だけ取り残される切ない短編。
自分の中で、色んな想いが膨らんでも、相手は同じとは限らない。
盛り上がっていたのは自分だけ、それも知ってたけど、みたいな。
自分の大好きな(だった)人に、必要とされなくなると、
世界中から必要とされない人のような気がしてしまうもんですよね。
「三月の毛糸」家もない老人が殴られて血を流す理不尽な事が、それ以上の事が降りかかるかもしれない残酷な人間とその世界に、赤ちゃんを産んでもいいのか?
と泣く妊婦。見る夢すべて毛糸で編まれていて、危険な時は毛糸に戻ってやり過ごす。三月すらも毛糸・・・・
「お花畑自身」小金持ちの専業主婦が、自分趣味全開で作った家と最も愛すべき庭。でも破産して追い出され、そこを買った自分の子くらいの女に「飼われてる立場でよく不安なく暮らしてこれたわね」的な事を言われる。
専業主婦って飼われてるのか~?そうは思う人はそう思え。
そりゃ、家事くらい、働きながらできるでしょうよ、そんな人はそうすればよし。
結婚すると、その他が生まれる。試練を乗り越えた絆とか子供の成長とか思い出とか。
つい専業主婦なので熱くなってしまうわ。
「十三月怪談」二人は新でまた巡り合ったの?それとも死後の世界?それとも本当に夢落ちだったの?どっちでもいいのかも?(笑)
★★☆☆☆
?
↓応援お願いします!
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
↑ぽちっと押して応援お願いします!
U^ェ^U今日いいことありますように!