星野智幸「夜は終わらない」光の工場で星を作っていた。ほんとに困った時に食うんだ。すると光が見えるぞ
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内容(「BOOK」データベースより) 「婚約者が自殺した」との報せを受けた玲緒奈。しかし彼女には、次に殺す予定の別の婚約者がいた。男を惑わし、財産を奪い、殺す。玲緒奈には不思議な掟があった。夜が始まると彼女は言う。「私が夢中になれるようなお話をしてよ」死の直前、男の語る話の内容で命の長さは決まる。命を懸けた究極の物語が始まる。読売文学賞受賞作。
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男が話すお話の内容がもう、荒唐無稽のすごいファンタジーになっていて、現実が薄れていく・・・・
中だるみが多くて、なかなか読み終わらない・・・「夜は終わらない」だけに( ̄ー ̄;
でも、とっても素敵なシーンもありました!
「光の工場で星を作っていた。星を作ったその手でご飯を食べると一発で死ぬ。でもできあがった星はそうでもないから、赤ん坊だって手にとってなめたりしている」
「金平糖を野球ボールぐらいの大きさにしたもの。色ガラスでできてるみたいに透き通っていてしかも光っている。それなのに重さを感じない。」「軽くてすぐ飛んでっちゃうから気を付けろよ」「ほんとに困った時に食うんだ。すると光が見えるぞ」
素敵~、その星、ぜひ欲しい!!(≧ω≦)
「空気はバームクーヘンのように層をなしていて」「空気の層を探り当てるのは造作なかった。上昇下降をしている層に潜り込むと空間どころか時空までいどうできてしまう事もあった」
男の話す物語の中にも入れ子式に物語があって、混沌としていきます。ヒトカフェあたりから急転開。
もう誰の話を聴いていたんだか、どれが現実なんだか。「開いたら二度と戻れない物語に戻っちゃった!
「表は昼間のはずなのに、光は入ってこない」で終わっちゃった。なるほど、夜は終わらないんだ~
表紙はヒッチコックかしらね。
★★★☆☆
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U^ェ^U今日も皆様に何かいいことありますように!
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