京極夏彦「冥談」「幽談」あの世との境界線の暗くてあいまいな場所・・・
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内容紹介 僕は、帰れるのだろうか。 生と死のあわいをゆく、ほの瞑(ぐら)い旅路―― 渡り終えるまで喋ってはいけない。なにかを聞くだけで、決して答えてはいけない。そこは、死者の声が聞こえる魔所だった……(「風の橋」)。 生と死の狭間を、細やかな筆致と巧みな構成で描き上げ、京極小説の先にある、もうひとつの「核心」に迫る短篇小説集。日常がふいに崩れてゆくさまを、静かな言葉がほの瞑い異界を映しだす。怪談専門誌『幽』の連載に書き下ろしを加えた全8篇を収録。「幽かな物語」を描いた『幽談』に連なるシリーズ第二弾。
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京極小説、分厚いんですよね異常に。敬遠していたのですが、短編はさらっと読めておもしろかったです。 あの世との境界線の暗くてあいまいな場所で起こる短編。お正月に親戚が集まる家の一室の穴から見ていた顔のお話が一番ぞくっときました。まるで自分の過去のようにリアルで。どんどん思い出していく過程が、そして最後がよかったです。あの世との橋のお話もよかった。 ★★★☆☆
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内容紹介 八つの幽談を描いた、京極夏彦の別天地! 怪談専門誌『幽』の連載が、ついに単行本化! ああ、手首だと、私は思ったものである。切断された手首だとは思わなかった。誰の手首だろうとも思わなかった。ただ、手首だと思った。何故かは解らない。もしかしたら体温があったからかもしれない。ひんやりとした、女の体温。――「手首を拾う」より。怪談専門誌『幽』の連載が、ついに単行本化。八つの幽談を描いた、京極夏彦の別天地。
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これはベッドの下にいる人の話がすごくすごくわくわくしました!!
ただし、どの短編もあっけなく終わってしまうのが残念。「冥談」より全体的に肉感的な感じ(笑) ★★☆☆☆
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