五つ星をさがして

雑多に読んで感想&批評、そして勝手に星をつけて評価してます!五つ星本を探して本の海を彷徨い中。PC版で見ていただけると嬉しいです(≧ω≦)(右上「︙」縦三つボタンクリック。「PC版サイト」にチェックを入れる)

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

京極 夏彦「厭な小説」いやだ・・・

厭な小説京極 夏彦 by G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) 「厭だ。厭だ。厭だ―」感情的パワハラを繰り返す馬鹿な上司に対する同期深谷の、呪詛のような繰り言にうんざりして帰宅した私を、マイホームの玄関で見知らぬ子供が迎えた。山羊のような瞳。…

道尾秀介「向日葵の咲かない夏」私はホラーとかファンタジーとか変な話も好きなので。

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)道尾 秀介 by G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) 夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体…

山本幸久「ある日、アヒルバス」よーし私もがんばるぞーと思えます!!

ある日、アヒルバス (実業之日本社文庫)山本 幸久 by G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) アヒルバス入社五年の観光バスガイド・高松秀子(通称デコ)はわがままツアー客に振り回されたり、いきなり新人研修の教育係にされたりと悩み多きお仕事の毎日。…

恩田陸「私の家では何も起こらない」因縁といえば、沖田浩之家、4人自殺という物凄い家族。

私の家では何も起こらない (幽BOOKS)恩田 陸 by G-Tools 内容紹介 この家、あたししかいないのに、人がいっぱいいるような気がする・・・・・・ ようこそ、丘の上の幽霊屋敷へ。恩田陸が描く、美しく不穏なゴーストストーリー。 小さな丘の上に建つ二階建て…

岩井志麻子「派手な砂漠と地味な宮殿」「堕ちてゆく」抑圧を解放して飛翔する人もいるだろうけど、岩井さんの好みじゃないだろうし(笑)

派手な砂漠と地味な宮殿岩井 志麻子 by G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) バブルを引きずったブランド志向の女社長、清貧を地でいく控えめな女流漫画家―対照的な女ふたりの運命が交錯するとき、そこに浮かび上がってくるものとは…山本周五郎賞作家…

唯川恵「雨心中」悪い男に引っかかって離れられない女

雨心中唯川 恵 by G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) だれにも頼れない二人。だれにも冒されない愛。だれにも抗えない運命。施設育ちの芳子と周也は、実の姉弟のように身を寄せ合って生きてきた。どこまで逃げれば居場所が見つかるのだろう。はじめ…

よしもとばなな「サウスポイント」困った時の吉本ばなな

サウスポイントよしもと ばなな by G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) かつて初恋の少年に送った手紙の一節が、ハワイアンの調べに乗って耳に届いた。「ひとの人生を縫い上げる」キルト作家となった私は、その歌い手とともに、空と海と大地が接する…

綾辻行人「アナザー」二度目はない。

Another綾辻 行人 by G-Tools 内容(「BOOK」データベースより) その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた―。1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放…

古川日出男「ルート350」退屈で理不尽な日常がわくわくする冒険に変わる。

ルート350古川 日出男 by G-Tools 内容(「MARC」データベースより) いっぱいの現実と、いっぱいの絵空事。何十、何百もの小説へと続く可能性を秘めた、虚実のあわいを走るルート350-。小説の地平を切り拓く、著者初の衝撃短編集。表題作の他、「カノン」「…