豊島ミホ「神田川デイズ」明日を生きる勇気

神田川デイズ (角川文庫)
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内容（「BOOK」データベースより）ダメダメなあたしたちにも明日は来る。否応なく―コタツでとぐろを巻く童貞達にも、自己マン臭ぷんぷんの映研に反旗を翻す女子たちにも、クレバーに生きたい男子にも、つまんない周りとつまんない自分にうんざりの優等生にも、何かになりたくて何にもなれない彼女にも―それでもあたしたちは生きてゆく。凹み、泣き、ときに笑い、うっかり恋したりしながら。ひたすらかっこ悪く、無類に輝かしい青春小説。

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きらめくキャンパスライフ！を夢描いていた子も自らの道をまっすぐ来てる子も、皆おしゃれ～な人から見たらいけてない子ばかりが主人公な短編。なので、感情移入が楽にできます。（おしゃれでスマートな人だって、悩みは同じだけあるんだろうけれど、いけてないと思い込んでる子にはいけてるように見えてしまうんだろうな。なにしろＷ大なので学力でひけはとらないわけだし。いいな～。）

同じ大学なのでリンクしてお馴染みの子たちが登場してにやりとさせられる。ほんと、恥ずかしいことと輝かしいこと、かっこ悪さとかっこ良さって紙一重なのかもね…。懐かしさと明日を生きる勇気をもらえます。 ★★★☆☆

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