川上 未映子「すべて真夜中の恋人たち」表紙がすばらしい。水たまりに映る黒い木々と夜と空。濃紺の表紙に虹色の星みたいのや星雲や宝石やリボンやアメみたいの
すべて真夜中の恋人たち | |
川上 未映子 講談社 2011-10-13 売り上げランキング : 14664 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
内容(「BOOK」データベースより) 孤独な魂がふれあったとき、切なさが生まれた。その哀しみはやがて、かけがえのない光となる。芥川賞作家が描く、人生にちりばめられた、儚いけれどそれだけがあれば生きていける光。『ヘヴン』の衝撃から二年。恋愛の究極を投げかける、著者渾身の長編小説。 *★*――――――――――*★**★*――――――――――*★*
表紙がすばらしい。いい壮丁だわ~。水たまりに映る黒い木々と夜と空。濃紺の表紙に虹色の星みたいのや星雲や宝石やリボンやアメみたいのが書かれているのが可愛いくて借りてみた。
三冊目。「乳と卵」の文体はなるほど、町田康ぽかった!今回はけっこう地に足がついてる感じに進む。メルヘンな題名とは裏腹に地味な恋愛がゆっくりと進んで終わる。 中にも素敵な文章がちらりと。「わたしの脚は光の板でできたそのはかない階段をひとつずつのぼっていくようだった(中略)ひとつひとつのおとの輝きを指のはらでそっとなで、それを連ねてくびかざりにして胸にかけ(中略)おおきく息を吸い込めば透き通ってしまった胸がまるで何万光年もむこうの星雲をのみこんだようにうっすらときらめいているのがみえた。白息は光の粉にふちどられて目のまえをうっとりと漂い・・・」 ★★★☆☆ (壮丁点!★★★★★)
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