よしもとばなな「もしもし下北沢」無理心中させた、知らない女の人の存在がブラックホールのよう
もしもし下北沢 よしもと ばなな by G-Tools |
内容(「BOOK」データベースより) この街に来てから、私はどんどん素直になっていく。知らない女と心中してしまったお父さん。残された私とお母さんは、新しい人生を始めようと思い立った―下北沢で。どこにでもある、でも、たったひとつの人と街の愛しい物語。ばななワールドからの贈り物。
*★*――――――――――*★**★*――――――――――*★*
相変わらず、死に近い場所やシーンをじわじわと染みわたるように描くのが上手いよしもとばなな。同じようなシチュエーションは多いけれど、親兄弟関係、交友関係、土地柄が違うとまた違った印象でぞくぞく楽しめる。
無理心中させた、知らない女の人の存在がブラックホールのように深く暗く死そのもののようで怖かった。
下北沢のアパートとか食堂とか各お店とか細かく描写されていて、雑貨が欲しくなったり、お腹がすいたりしましたv
下北沢には1回しか言ったことないけれど、隣の隣の駅の代々木上原なら何度も行ってました。うちの母の友達家族が住んでいて、泊まったりしていたので。昔ながらの銭湯とかあっていい感じの町でした。
★★☆☆☆
ぽちっと応援お願いします!
にほんブログ村
スポンサーリンク