山本幸久「愛は苦手」もしかして女性作家かも？と思って検索するほど

愛は苦手
	山本幸久新潮社 2010-01 売り上げランキング : 347861 Amazonで詳しく見る by G-Tools

内容（「BOOK」データベースより） “アラフォー”って自分では笑って言えるけど、他人にそう呼ばれると、なぜか嫌。20代はみんな私に優しくて、30代も大丈夫と思ってて。でも、気がついたら前に進めないよ…。愛についてふと考える彼女たち―連作短篇集。

*★*――――――――――*★**★*――――――――――*★* 　

おばさんが主人公なお話が８つ。どれもこれもさくっと面白かった。間違って借りてきたけれど掘り出し物だった。（大体、新聞の書評欄とかよそ様のブログなど参考にメモって行くんだけど）なんだかよく新刊売り場に平積みになってるそうですね。「作品はおしなべて高く評価され、直木賞にも近いといわれている」そうだ、へえ～（ウィキ）文章のリズムもセンスもプラスアルファもあってかなり好き。　

男性作家を久々に見直しました。あまりに細かい中年女性の気持ちをよく分かってるのでもしかして女性かもとネットで画像も見てしまったよ。子供の描写も可愛い。ちらっと調べてみたら女性主人公のお話がたくさん。しかし畠中さんの小説より、ずっとずっと感情移入できたのは中年おばさんが主人公というだけではないと思う（笑）軽快でいながらライトノベルにならない文章と展開とスパイス。（設定に頼らない）特に「たこ焼き焼けた？」がよかった。

★★★☆☆

ぽちっとお願いします！

にほんブログ村

スポンサーリンク