五つ星をさがして

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柳美里「自殺の国」悔しいけれど災難にあったと思って逃げるしかない。

自殺の国
自殺の国 柳 美里

河出書房新社 2012-10-05
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沈黙より軽い言葉を発するなかれ―柳美里対談集 人はなぜ「いじめ」るのかーその病理とケアを考える グッドバイ・ママ (河出文庫) ファミリー・シークレット オンエア 上 (講談社文庫)
内容(「BOOK」データベースより) 猶予は2日。決行日は6月19日神奈川です―ネットに飛び交う「自殺」「逝きたい」の文字。電車の中、携帯電話を手にその画面を見つめる少女、市原百音・高校一年生。形だけの友人関係、形だけの家族―「死」に魅せられた少女は、21時12分、品川発の電車に乗って、彼らとの「約束の場所」へと向かうのだが…。

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この作家独特の表現・・・手法?電車での大勢の他人の会話の嵐にうんざり。前半はのんびり進む。ネットに溢れる、自殺の告知、勧誘。日本は世界でも屈指の恵まれた国なのに、恵まれてるからこそ自殺を考えるのか。特に小中高生は世界が狭く、脱出方法も大人が手助けしないと知る由もなし。子供って本当に気の毒。視野を広くもったしっかりした大人が親だといいんだけれど。  

主人公が後半自殺グループといっしょに決行しようというところからは、緊張感が出てきてぐぐいぐい読めました!

しかし題名はインパクトありすぎて見掛け倒しのような( ̄- ̄;

学校でいじめられたら、気軽によその学校か専門の学校へ移れるとかいうシステムを作ってほしい。いじめるような捻くれた子はどう指導したってどうせ変わりはしないから、悔しいけれど災難にあったと思って逃げるしかない。  

うちは娘の世界を少しでも広げておくために(学校以外の友達がいるとか他の道もあるとか)水泳と体操とミュージカルとピアノを習わせていました。女の子特有の親友とかグループで固まるようになる4年生で出遅れ(いろんな子とか大勢とかで遊びたい娘)ひとり過ごす時期もあった。アドバイスをしつつ見守っていたら、(先生は全く役に立たず。好きな同士の班とかつくらせてた(`_´#))一人で絵を描いたり、男子と遊んだり、帰ってきてからは近所の友達と遊んだりしてやり過ごした。幸いひどいいじめには合わず、その後も「ほんとはいらないけど一人が嫌なので頑張って友達を作る」私とは違って「友達は自然にできるもの」という娘に成長してよかった・・・。運動全般が出来るなど自信がもてる所がある子になってよかった。すみません、うちの娘話で終わってしまいました・・・・

★★☆☆☆ 





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