金原ひとみ「オートフィクション」惰性的に破滅的で危ない橋を渡る主人公の女の子
オートフィクション | |
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内容(「BOOK」データベースより) 破綻した世界で、私はなぜ神となったのか?私が殺した過去と過去が殺した私の記録。
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22才、18才、16才、15才の主人公の恋愛模様とその私生活。文章はそれなりだけれど、物凄いスピード感と溢れるエネルギーに圧倒されます、おばさんの私は(笑)それぞれの年齢の時のそれぞれの変わった彼氏が面白い。(一人とんでもないろくでなしもいるけど。大抵はちょっと優しい)投げやりで愚かな行動で、なんとなく惰性的に破滅的で危ない橋を渡る主人公の女の子。(この年頃の娘を持つ身としてはもうハラハラし通し。)下品な所も多々あるがオタクや若い子独特の軽妙なしゃべり調の文章の内容の面白さにニヤリ。くだらなくも流れに身をまかせジェットコースターのようで面白かったです。これは若い人にしか絶対に描けない世界。大御所が描いたら即ばれる。
★★★☆☆
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