小川洋子「海」
海 (新潮文庫) | |
小川 洋子 おすすめ平均 心と気持ちがリフレッシュ いい子のドロップ 真骨頂 うれしい文庫 心と心が通い合う、澄んだ響きの美しさ Amazonで詳しく見る by G-Tools |
内容(「BOOK」データベースより) 恋人の家を訪ねた青年が、海からの風が吹いて初めて鳴る“鳴鱗琴”について、一晩彼女の弟と語り合う表題作、言葉を失った少女と孤独なドアマンの交流を綴る「ひよこトラック」、思い出に題名をつけるという老人と観光ガイドの少年の話「ガイド」など、静謐で妖しくちょっと奇妙な七編。「今は失われてしまった何か」をずっと見続ける小川洋子の真髄。著者インタビューを併録。
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「海」「風薫るウィーンの旅六日間」「バタフライ和文タイプ事務所」 「銀色のかぎ針」「缶入りドロップ」「ひよこトラック」「ガイド」 かなり前に読んだので内容がちょっとあやふや…。
私の記憶容量は限りがあるようで、いつも本の内容を忘れてしまいます。そして同じ本を読んだり。ひどいものは買って半分読んで気がついたり;あれは確か中井英夫の「薔薇への供物」。忘れてしまうので、このブログを作ってみたのですが、著者が多くなりすぎてもう分からないような…。ついついお馴染みの著者に手が伸びるのを抑えて、毎回知らない作家の本を手に取るよう心がけてます。
小川洋子はまた透き通っていて薄い感じなので印象に残りません。まるで口の中で溶ける寸前のドロップのよう(笑)ちょっとグロテスクなところがあるのに、いつも綺麗に描いてる。(妊娠カレンダーとか)この短編集また読んでみます…(笑)
読み直してみました。なんと「銀色のかぎ針」以降読んでませんでした(汗)「缶入りドロップ」が2ページと数行しかない超短編にもかかわらず、いいお話でした。「ひよこトラック」も可愛い、大人のしぶい童話のよう。小さな子を身近で育てなかった人は、その小ささに本当にびっくりするんだろうなあ。育てた自分でさえ、弟の所に生まれた赤ちゃんのふにゃふにゃさ加減にびっくりしたもの。動いてるのが奇跡のように思われる小さすぎる精巧に作られた暖かい生き物。神秘や奇跡や神様の存在を信じたくなるような。「ガイド」の思い出に名前をつけて引き出しにしまうというのもロマンチックでした。
★★★★☆
小川洋子さんの他に読んだもの。
妊娠カレンダー (文春文庫) | |
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完璧な病室 (中公文庫) | |
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凍りついた香り (幻冬舎文庫) | |
小川 洋子 おすすめ平均 胸にじわっとくるのもありよね。ちょっとしんみりしたい、本。 設定の妙 ゆるやかな記憶 魅惑の世界 小川さんらしい世界です Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「博士の愛した数式」とか「ミーナの行進」とか有名どころは読んでないな…。
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