とてつもなく重圧感 柳美里「8月の果て」
8月の果て
柳 美里
柳 美里 新潮社 2004-08-10 売り上げランキング : 56234 おすすめ平均 柳氏の「こころの声」 レビューが 血も声も立ったまま眠っている Amazonで詳しく見る by G-Tools |
内容*祖父はなぜ、競技も国も家族も捨てて、独り日本へ逃れたか。幻の五輪マラソンランナーだった祖父の生涯を追いながら、戦前から現代に至る朝鮮半島と日本の葛藤をえぐりだす。『朝日新聞』夕刊および『新潮』連載を単行本化。
*★*――――――――――*★**★*――――――――――*★*
読む度にとてつもなく重圧感がのしかかり憂鬱になったけれど、なんとか最後まで読み遂げた小説。すごく充実感があった。読後はいろいろ思うところはあれど爽やかです。
祖先の人たちは皆奔放でさすが柳美里の先祖だなあと;奔放に生きるために恨まれたり恨んだり。そして何の因果なのか度々家族の死という不幸に見舞われる。死んでゆく人の感情がどっと入ってきて、まるで疑似体験してるようだった。雨根とナミコの淡い恋のようなものと、その後のふたりそれぞれの場所、事件での悲惨な最期が一番衝撃だった。立ち直れないほど。
最後に救いのシーンがあって本当によかったです(涙)
★★★★☆
にほんブログ村
|∀`)ノ.。oO(ありがとうございます)
☆参加してるトラコミュ
本・感想・評論・レビュー |
今日の読書日記 |
書物、書籍、本 |
長編小説、ノベルシリーズ |
ミステリ・サスペンス・推理小説全般 |
読書好き集まれ~ |
読書感想文 |
スポンサーリンク
☆参考にしてるトラコミュ
オリジナル小説発表 |
創作家の自分記録 |
自分らしく気まま生活! |
イラスト日記 |