よしもとばなな「イルカ」
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イルカ | |
よしもと ばなな 文藝春秋 2006-03-20 売り上げランキング : 195076 おすすめ平均 不思議な涙 出産が。 巫女から母へ!? Amazonで詳しく見る by G-Tools |
内容(「BOOK」データベースより) 妊娠、出産…よしもとばななの新境地!まだこの世にやってきていないある魂との出会いの物語。
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相変わらず、よしもとばなな節がきいています。何度も繰り返される、おなじみの言葉たちにちょっと疲れます(笑)
でもたまに凄く素晴らしいことも言ってるのでハッとさせられることもあります!可愛く きらきらしてたり、純粋だったり、ノスタルジックだったりする文章たち、結構好きです。
海の近くの家での描写が綺麗で怖かった。にもかかわらずノスタルジー。よしもとばななの小説はいつも怖さの裏に懐かしさがあるような気がする。
屋根裏部屋から剥製が出てきた時は、そんなに怖いものじゃなくてよかった、姿がみえてよかったと思ったけれど、身重なのもあって眠くてどうしても行動に起こせない時間が怖かった。早いところとんずらすればいいのにと思いつつ読む。
友達とともにその場所を浄化できた時には、もうそこは懐かしい場所と時に変わる。お母さんになると生まれる強い力を感じました…。
子供産んで平凡になる人もいるし何か別なものが描ける人もいますね。よしもとばななはどうなんでしょう。私には変わらないように見えるけれど色々意見があるようです。(上の本クリックでAMAZONでの皆のレヴューが読めます。これ読むの大好き。まるで読書会に参加してるかのよう(笑)シネマレヴューも好き。
私は初期の作品のほうが好きかな。(「哀しみの予感」とか)
★★☆☆☆
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